舘ひろしが「この映画は本当に素晴らしい」と絶賛、C・イーストウッド『運び屋』特別試写会
2019年2月28日(木)19時48分 映画ランドNEWS
映画『運び屋』特別試写会が28日、都内・よみうりホールにて行われ、俳優の舘ひろしがとうだん。自身の出演作以外での映画トークショーは、今回が初めてとなる。
俳優クリント・イーストウッドが自身の監督作としては『グラン・トリノ』(09)以来、10年ぶりの主演作としてスクリーンに帰ってきた。「今のハリウッドには自分が演じられる作品がない」と宣言し、一時は俳優引退もほのめかしたこともある名優の心を動かしたのは、前代未聞の“アウトロー”の実話だった。巨大な麻薬組織で、一度に最大300キロ、13億…巨額のドラッグを運ぶ“伝説の運び屋”の正体は、90歳の老人だった。名優イーストウッドをはじめ、ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ペーニャ、アンディ・ガルシア、アリソン・イーストウッドらが共演する。
映画『終わった人』(18)でモントリオール映画祭で最優秀男優賞受賞、本年度日本アカデミー 賞主演男優賞にノミネートされている、俳優として常に第一線に立つ日本映画界の“レジェンド”舘ひろし。
「この映画は本当に素晴らしい。クリント・イーストウッドは大好きな俳優さんの一人ですが、今までにない表情がいくつもあります。ぜひ劇場でご覧ください」と感想を述べる。続けて、「実話を基にされていてすごく驚きました。主人公はドラッグの運び屋というとんでもない仕事をしているんですが、気ままで自由。心にグッとくるセリフがいっぱいあります」とアピールした。
イーストウッドの印象を聞かれると、「お芝居があまり変わらない。言い換えれば何をやっても同じ。もっと言えば石原裕次郎のよう(笑)それがいいですよね!俳優はいろんなキャラクターになって演じることが多いですが、何をやっても同じというのはスターの条件かと思います」と明かした。
舘の代表作の一つ「西部警察」には、イーストウッドの『ダーティハリー』に影響を受けた演出があったと明かす舘。「ハリーの持つ長い拳銃をコピーしていたり、バスに飛び降りるシーンなんかをやらされました。ギャラは相当違うんですが、やっていることは同じです(笑)」とこぼし、笑いをさらった。
最後に舘は「本当に面白い映画です。これまでのクリント・イーストウッドのお芝居もそうですが、年齢を重ねた分だけの可愛さがあったり、すごくチャーミングなお芝居もしています。それだけでも楽しめると思います。ぜひご覧ください」とメッセージを贈り、イベントを締めくくった。
映画『運び屋』は3月8日(金)より全国公開
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