山本昌、日本シリーズでの“しくじり”告白「マウンドに落合監督が来たんですけど…」
2025年2月28日(金)18時30分 マイナビニュース
元プロ野球選手で野球解説者の山本昌氏が7日、YouTubeチャンネル『名球会チャンネル』で公開された動画「【 中日 落合博満監督に隠して…汗】元中日ドラゴンズ 山本昌 日本シリーズでの大失敗とは!? しくじり話・前編 <日本プロ野球 名球会>」に登場。 今でも後悔しているという日本シリーズでの“しくじり”を回想した。
○日本シリーズでの「しくじり話」
この動画では、「レジェンドたちのしくじり話」をテーマにトーク。そのなかで山本氏が語ったのが、2006年の日本シリーズでの先発登板についてだった。
山本氏は「実はね、その前に肘が痛かったんです。阪神戦でノーヒットノーランして、その後の試合で投げた後に『おかしいな』と思ったんですけども、一応投げれるんですよ」「『これなんかおかしいな』と思いつつ、もう1試合投げて、それで手に脂汗が出るぐらい」と説明しつつ、「日本シリーズに出るのが決まってたので、内緒で病院に行ったんです。トレーナーに言うとたぶん投げさせてもらえないんで、そしたら病院の先生から『骨折してるよ』と言われまして」と振り返る。
そして、そのまま周囲には骨折していることを明かさないまま、日本シリーズ当日を迎えた山本氏。「3戦かな? 僕が投げて、7回まで勝ってたんですけど、もう肘がね、麻痺して。マウンドに落合監督が来たんですけども」「バッターは金子くんで、『もうダメです』『折れてます』ってあの時にちゃんと言ってれば代えてくれたと思うんで。あれを言わずに続投で逆転タイムリーを打たれた」と打ち明けつつ、「チームに迷惑をかけたんで、あの時にトレーナーに言っときゃ良かった」と後悔していた。
【編集部MEMO】
プロ野球生活32年、50歳まで現役を続けた山本昌氏。NPB史上初となる50代での登板など、投手として数々の最年長記録を保持している。自身が現役を長く続けることができた理由として、YouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』にゲスト出演した際には、「工藤(公康)さんの存在も大きかった」「あの人が長くやったんで、僕はその獣道を後ろから歩いて、気づいたら45歳」「それまで『球界最年長』と言われないんで、注目されないんですよ」などと語っていた。