ロケバス運転手になった天津木村 ウィッキーさん乗せて感激 

2月28日(火)7時0分 NEWSポストセブン

ロケバス運転手の副業を行う天津木村

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「吟じますっ」のセリフで始まる、詩吟のリズムにのせて下ネタを絡ませた芸『エロ詩吟』でブレークしたお笑いコンビ天津の木村卓寛(40才)。仕事が激減した今は、芸人を続けながら、副業としてロケバスの運転手をしている。副業のエピソード、そして意外に思いやりに満ちていた(?)エロ詩吟の真意について、木村が語った。


——そもそもなぜロケバスの運転手に?


木村:家族を養うためです。芸人だけで食べられたらいいんですけど、なかなかそうもいかないので。アルバイト的なことをしないといけないとなった時に、ぼくは車の運転が好きなので、それを職業にすればいいんだ、と思ったんです。週1くらいでロケバスを運転しています。


 もうひとつが、ムーディ勝山って後輩芸人がいて、一発屋芸人としてはぼくより先輩なんですけど(笑い)。ロケの仕事が減ったムーディは、「ロケバスの運転手になればロケに行ける」ということで、バスの免許を2年ぐらい前に取ったんです。それを聞いて、ええなと思って、後輩の真似をしたという(笑い)。ぼくは今年4月に免許を取りました。


——合宿で免許を取られたそうですね。


木村:秋田県大館市の免許センターに行きました。3月やったので、雪が残っていました。高校卒業したての子が多くて、誰とも友達になれず(苦笑)。ぼくは2種免許を取りに行ったんですけど、そっちはオジサンばっかりで、オジサン5人衆で行動していました。天津木村だと気づいてもらえなくて、誰とも話していなかったんです。4、5日目でやっと1人気づいて、話しかけてもらえましたね(苦笑)。でもその人らと飲みに行くのもちょっとちゃう感じなので、夜はひとりでスナック街に入り浸ってました。


 合格発表の最終日、30人ぐらいいる教室で、「なんと全員合格です、おめでとうございます。あと、この教室には天津の木村さんがいます」って教官に“つけたし”で言われて、教室に変な空気が流れたんです。でも、その後「写真撮らせてください」みたいになったので、それから大館が大好きになりました(笑い)。


——ロケバスには、どんな芸能人を乗せますか?


木村:バラエティーのロケが多いので、芸人が多いですね。たとえばカズレーザーは初めてロケバスで会うたんです。その日は奥多摩に行く2時間ぐらいの峠道で、みんな車酔いしてるんです。カズレーザーも青い顔をしていたんですけど、ぼくに気づいてくれて、現地に着いてからあいさつに来てくれたんですよね。


 帰りも同じ道なので、向こうは青くなって今にも吐きそうな顔をしながら、でも先輩が運転してくれてるからって、キリッとしていました。めっちゃええ子なのに、最悪の出会いやなと(苦笑)。


——乗せて嬉しかった芸能人は?


木村:子供の頃、『ズームイン!!朝!』(日本テレビ系)などで見ていたアントン・ウィッキーさんです。ウィッキーさんの奥さんがマネジャーなので、一緒に乗車されました。サンドウィッチが支給されて、ウィッキーさんが「ひとつ丸々食べられないよ」と言うと、奥さんが「いいよ、私が半分食べるから」「ありがとうね」という会話を、10分くらいずっとしてるんですよ。微笑ましい会話ですけど、はよわけて食べたらええのに、って思いました(笑い)。


——今でもエロ詩吟をしていますが、“封印する”と以前話してませんでしたっけ?


木村:よく勘違いされるんですけど、TPOに合わせた下ネタを言わないとね、という話を『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)でしたんです。


——TPOに合わせた下ネタ?


木村:たとえばファミリー向けなら、子供も笑える「ちんちん、おっぱい」を柔らかく伝えます。大人も笑いますけどね。でも、女性は嫌がる人もいるから、考えないといけません。


——エロ詩吟で意識していることは?


木村:エロ詩吟って、男の可愛げとか優しさとか、女性への愛を表しているんです。『しくじり先生』のとき、ハードなネタもやったんです。もちろんカットされて放送されていませんけど。あのときいてはった関根勤さんが、真意をつかみとってくれはって、全部ネタの解説をしてくれたんですけど、全部合ってるんですよ。さすがやなって。


——英語エロ詩吟を始めたのはなぜ?


木村:ピコ太郎さんに憧れて。……と言いたいんですけど、それより前にやってるんですよね(笑い)。英語が得意というわけじゃないんですけど、「海外の人にエロ詩吟はウケるよ」とよく言われていたので、昨年からYouTubeで始めたんです。


ピコ太郎さんは視聴回数が数億回とかでしょ。ぼくは50回ぐらい。ジャスティン・ビーバーさんに「Heyジャスティン、PPAPぐらい面白い動画がここにあるよ」とぼくの動画を送ったんですけど、ジャスティンがリツイートしてくれるわけもなく……。ビコ太郎さんにあやかりたい!


——今後の目標を教えてください。


木村:エロ詩吟は60才まではやりたいんです。60才のおっさんが言うエロ詩吟って、絶対面白いと思うんです。その頃は“現役”じゃないかもしれないのに、「エロ詩吟をして、あほちゃうか」と言われる芸人になりたいです。もちろんコンビですから、コンビとしても売れて、笑ってもらいたいというのがいちばんですけど。


【木村卓寛(きむらたくひろ)】

1976年 5月 22日生まれ。兵庫県出身。1999年お笑いコンビ天津を結成。2008年に『エロ詩吟』ネタで人気を博し、著書は10万部超のベストセラーとなる。現在はコンビ、ピン活動のほか、ロケバス運転手も行っている。

NEWSポストセブン

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