最強の神“ゼウス”が圧倒的勝利!鈴木たろう、開局の豪快跳満でライバル圧倒 MVP争いも視野に/麻雀・Mリーグ
2025年3月1日(土)8時9分 ABEMA TIMES
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一度ペースを掴めば、試合は神のもの。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」2月28日の第1試合は赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)が開局から大物手を決め、そのまま逃げ切ってトップを獲得。目下、MVPの筆頭候補であるセガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)を3着に沈め、初のMVPも射程距離に入った。
この試合は東家からセガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)、渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)、たろう、BEAST X・中田花奈(連盟)の並びで開始。たろうのチャンスは試合開始早々に訪れた。配牌が赤3枚のリャンシャンテン、3巡目に目一杯のイーシャンテンとなるとドラの7索を切った。日向が南・東と鳴いて対々和含みの仕掛け。これにかぶせるように、たろうは次巡のテンパイで即リーチとした。
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「リーチか!」「よくばりたろうw」「おっオールスターや」「ゼウスリーチ!」と沸くファンの歓声を背に、あっさり6巡目にツモアガリ。リーチ・ツモ・平和・赤3の1万2000点を手に入れた。
次局も満貫をツモ、東3局は3900点のツモと、3局連続リーチ&ツモが成功。これでダントツ状態となるも、まだ“ゼウス”は攻める手を緩めようとはしない。南2局は白・混一色の満貫をリーチ、中田からアガってダメ押しだ。これでたろうは個人8勝目。
「すみません、なんか…手が入って」と苦笑いから始まった勝利者インタビュー。開局、ダマテンでも満貫という高打点をリーチした理由は「(タンヤオにならない)1筒が入り目はちょっと(不満だった)、わがままで申し訳ないのですが、悔しいなと思って。赤3ツモれてうれしかったです」と説明した。
南2局、混一色で決めた満貫リーチは、道中に訪れたカン7索のテンパイを取らなかった。この選択については「場況が良いのは7索の待ち取り。でも手牌は(ターツ外しの)8索切りだった。東1局で来たら8索しか切らないですが、(点数状況で)テンパイを取るべきか迷った。余裕もあるし、日向さんも染めてそう。最悪ピンズで鳴いてもいい」と、ライバルとの点差と打点のはざまで悩んでいたことを打ち明けた。
個人成績は4位へ浮上。これにたろうは「元太に届いたらいいな、と思っていますけどね」とにっこり。視聴者からは「そうなったら1000越えや」「やはり余裕があるなぁー」「たろさん無邪気でかわいいのよなあ」「余裕があるチームは明るいね!」と次々に反響が寄せられていた。
【第1試合結果】
1着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)5万3100点/+73.1
2着 渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)2万5300点/+5.3
3着 セガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)2万3400点/▲16.6
4着 BEAST X・中田花奈(連盟)−1800点/▲61.8
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)