現代版ギルモア・ガールズ?『ジニー&ジョージア』は中毒性バツグンな‟15才差”母娘のストーリー

3月3日(水)20時40分 海外ドラマboard

年齢差たった15才の母娘に焦点を当てた、Netflixの新作『ジニー&ジョージア』。本作はまるで『ギルモア・ガールズ』を現代にアップデートし、社会問題やマイノリティに配慮ながら、スリラー要素までブレンドした見どころ満載のドラマ!当記事では『ジニー&ジョージア』のあらすじや注目ポイントをご紹介していきます!

『ジニー&ジョージア』(2021)

Netflixオリジナルシリーズ『ジニー&ジョージア』独占配信中

2021年2月24日に配信スタートした、Netflixオリジナルシリーズ『ジニー&ジョージア』。
年齢差がたった15才しかない母ジョージアと娘ジニーに焦点を当てたドラメディ(ドラマ+コメディ)である。
‟母と娘のドラマ”といえば、2000年代の人気シリーズ『ギルモア・ガールズ』の思い浮かべる人が多いだろう。ティーンエイジャーの娘と若い母、絵に描いたような美しい街、溜まり場のカフェ……など、両作品の共通点は多い。
しかし『ジニー&ジョージア』は、他にも『ユーフォリア』のような赤裸々な10代のセックスや、『プリティ・リトル・ライアーズ』のような大きな秘密など、過去のティーンドラマを彷彿とさせる要素を少しずつブレンドしながら、「多様性」にも幅広く配慮した、非常に2021年らしいドラマといえるだろう。
以下より、全10話を1日でビンジウォッチしてしまった筆者が、本作のあらすじ・見どころを紹介していこう。

あらすじ

15才の‟ジニー”ことヴァージニア・ミラー(アントニア・ジェントリー)は、30歳の母ジョージア(ブリアンヌ・ハウイー)と、9歳の異父弟オースティン(ディーゼル・ラ・ドラカ)とともに多くの地を転々としてきた。
ある日継父のケニーが交通事故で亡くなったことから、3人は再び新天地でやり直すべく、マサチューセッツ州のウェルズベリーへ向かう。
新居での最初の晩、ジニーは隣人のマーカス(フェリックス・マラード)が家から抜け出すところを見つけ、目が合った瞬間に隠れてしまう。翌日ジニーは転校先で出会ったレズビアンで気のいいマックス(サラ・ウェイスグラス)と友達になり、彼女とマーカスが双子であると分かる。
一方で母ジョージアは、引っ越して早々に市長ポール・ランドルフ(スコット・ポーター)の存在を知り、何やら企んでいる。市庁舎前のカフェで座っているとポールが現れ、半ば無理やり彼とランチすることに成功し、仕事がほしいと相談する。
こうして2人は新しい街に馴染んでいくが、ジニーは自由奔放な母ジョージアの行動が気に入らず、事あるごとに怒ってばかり。そんな中、ジョージアの暗い過去や秘密が少しずつ明らかとなり、彼女への不信感が生まれ始める……。

見どころ①マイノリティに幅広く配慮

近年のTVシリーズでは、多かれ少なかれ、人種、女性、LGBTQといったマイノリティへの差別問題に言及されることが当たり前となっている。そんな中でも、本作は特に「多様性」に配慮しているのではないだろうか。

Netflixオリジナルシリーズ『ジニー&ジョージア』独占配信中

主人公のジニーは、白人の母と黒人の父の間に生まれたバイレイシャル(二人種)。転校初日の英語クラスでは、授業に使う本はほとんど「男性」と「白人」の著者であること、さらに「黒人の作品が1冊あるのは、黒人歴史月間のため」だと気づき、教師にするどく指摘する。続いて、クラスメイトのマックスも「白人男性的な優越感」に言及。ジニーに嫌味な態度をとっていた、白人の男性教師がやり込められるのが何とも爽快だ。
その後ジニーを気に入ったマックスは、彼女を知るため「ストレート?」と性的志向をたずねる。マックスは同性愛者であり、初対面でこんな会話をするのはごく自然なことなのだ。本作では、まだ女子と付き合ったことのないマックスの恋愛模様も描かれていく。

バイレイシャルとしての葛藤

Netflixオリジナルシリーズ『ジニー&ジョージア』独占配信中

バイレイシャルのジニーは、「白人にも黒人にも属せない」という思いからアイデンティティの葛藤を抱えている。シーズン後半では、同じく台湾人と白人のミックスであるハンターと激しく口論になってしまう……。
このシーンついては、賛否両論あるだろう。実際に、ツイッター上ではバイレイシャルの視聴者から「こんな会話したことない」といった否定的な意見も上がっていたが、TV Lineによると口論シーンのセリフは、ジニー役のジェントリーとハンター役メイソン・テンプルの「実体験」が反映されているという。ジェントリーは「初めて自分の声が実際に聞かれているような気がした」と語っており、「(バイレイシャルの経験を話す)プラットフォームを与えられたのは素晴らしいことであり、これからもずっと大切にしていきたい」と前向きなメッセージを発信している。

さらに、マックスとマーカスの耳が不自由な父親役には、実際に聴覚障がいをもつ役者(クリス・ケノピック)を起用し、登場シーンには手話を取り入れている。このように幅広くマイノリティへ配慮しながらも、すべてのキャラクターが物語に自然とフィットしているというのは見事としか言いようがない。

見どころ②ジニーの学校生活は、これぞ青春ドラマ!

色々な要素をモリモリつめ込んだ本作では、ジニーの学校生活でも、私たちがティーンドラマに期待する「これぞ青春!」なポイントを抑えてくれている。
好青年とバッドボーイの間で揺れ動く恋愛、ガールズグループの友情や裏切り、親に内緒のパーティー……など、‟定番”を抑えたジニーの学校生活は本当に楽しそうで、見ていてうらやましくなってしまうほど。
ただ、お決まりの展開を含むとはいえ、親友のマックスが堂々とカミングアウトしていたり、自傷行為が描かれていたり、キャラクターたちがアフリカ系、アジア系、ユダヤ系など様々なルーツを持つという点については、非常に現代的だといえるだろう。

③ジョージアの物語はスリラー要素も!?

Netflixオリジナルシリーズ『ジニー&ジョージア』独占配信中

一方で、母のジョージアについては謎がたくさんだ。15才で出産したシングルマザーであり、恋人と別れては新しい地を転々としているのだから、ワケありなのは間違いない。第1話から随所にジョージアの過去にまつわるフラッシュバックが挿入され、虐待や犯罪をふくむ壮絶なバックグラウンドが少しずつ明らかとなっていく。
美しく頭もいいジョージアは、ウェルズベリーで恋人も仕事も見つけ、新生活は順調だ。その様子はコメディのトーンで描かれているものの、裏では亡き夫の妻と遺産で争い、さらには彼の死に関与した疑いまで浮上する。
明るく魅力的なジョージアは、もしかしたら全く違う人間なのだろうか……?彼女の本質が掴めないまま周囲が彼女の秘密を掘り起こしていく様は、「コメディ」から一転し、「スリラー」と呼べるだろう。

15才差母娘のフクザツな関係の行方を描いた『ジニー&ジョージア』は、『ギルモア・ガールズ』を現代にアップデートし、様々なスパイスを振りかけた中毒性バツグンの作品。次にビンジウォッチするドラマを探している方にはぜひともオススメしたい。
『ジニー&ジョージア』はNetflixで独占配信中。

ジニー&ジョージア | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

参照:

Ginny and Georgia: Viral tweet condemns Netflix series for ‘embarrassing’ dialogue | The Independent

‘Ginny and Georgia’ Recap: Season 1, Episode 8 — Hunter/Ginny Fight | TVLine

‘Ginny & Georgia’ Will Make You Completely Rethink ‘Gilmore Girls’ | Decider


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