『べらぼう』次回予告。<おさらばえ>江戸城で渦巻く陰謀。「意次をお退けください」と徳川家基が伝えた相手は…。そして瀬川最後の花魁道中に集まった大群衆を前に、なぜか蔦重は…
2025年3月5日(水)12時9分 婦人公論.jp
「べらぼう」公式インスタグラム(@berabou_nhk)より
大河ドラマ『べらぼう』予告
横浜流星さん主演で、2025年放送予定の大河ドラマ『べらぼう』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。
第9回「玉菊燈籠(たまぎくどうろう)恋の地獄」が3月2日に放送。その最後に流れた第10回「『青楼美人』の見る夢は」の予告が話題になっています。
*以下「玉菊燈籠(たまぎくどうろう)恋の地獄」の放送内容のネタバレを含みます。
●「玉菊燈籠(たまぎくどうろう)恋の地獄」あらすじ
市中の地本問屋たちが吉原と手を切ると言い出したために「細見などを作っても、市中で売り広められなくなる」と危惧する蔦重。
そんな中、鳥山検校(市原隼人さん)が、瀬川(小芝風花さん)を身請けしたいと申し出たとの話を耳にする。
その時、初めて瀬川を思う自分の気持ちに気付いた蔦重は、ある行動に出て…。
そして、新之助(井之脇海さん)も思いを寄せるうつせみ(小野花梨さん)を連れて吉原を抜け出そうと、思い切った計画を立てるが……。
次週予告
*以下、本編直後に流れた次週予告
大門から吉原をみわたす蔦重。道には何かを待つ群衆が。
「俺は吉原を江戸っ子があこがれるとこにしてえです」との蔦重の声が流れる。
花魁が道を進む。併せて群衆の一部が何かを掲げる様子が映る。
吉原の大通りにて、手にした本を掲げると、周囲に大声で宣伝をする蔦重。
「世の中がひっくりけえるようなもん、ぶちあげてやろうじゃねえか!」との平賀源内の声が流れる下に<蔦重には夢がある>の文字。
動き出す陰謀
「そんなことできんのか!」と蔦重へ向かって言い放つ女郎屋・大文字屋の主人。
続けて「できるわけなかろう!」と将軍・徳川家治の声。
「一つだけ手がございますかと…」と進み寄る老中首座・松平武元。
対して、田安家の初代当主・宗武の正室で賢丸を育てた宝蓮院が様子をうかがう。
さらに思案する様子を見せる家治の側室・知保の方。
「田沼をお退けください!」
画面には、田沼意次の子・意知と側近・三浦庄司が、続けて大奥総取締役・高岳が映る。
その高岳が満面の笑顔を見せる。
強い口調で「田沼をお退けください!」と家治に伝える長男・家基。
苦虫を噛み潰したような表情で「白眉毛め…」とつぶやく意次。
その下に<くすぶり続ける陰謀>という文字。
瀬川・最後の花魁道中が…
女郎屋から外を眺める絵師・北尾重政。
「ぶっ潰されんのは俺の方だ…」と肩を落とす蔦重。
その肩の上へ、源内が元気づけるように手を乗せる。
花嫁衣裳をまとい、笑顔を見せる花魁の瀬川。
「おさらばえ」と告げた後、大群衆を前に、瀬川・最後の花魁道中が始まり——
ーーー
大河ドラマ第64作となる『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった、”蔦重”こと蔦屋重三郎が主人公。
蔦重を演じるのは、NHKドラマ初出演となる横浜流星さん。脚本は、連続テレビ小説『ごちそうさん』大河ドラマ『おんな城主 直虎』などを手掛けた森下佳子さん。
さらに語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として、綾瀬はるかさんが担当する。
関連記事(外部サイト)
- 次回『べらぼう』あらすじ。瀬川の身請けが決まり、落ち込む蔦重に親父たちが依頼したのは…一方、徳川家治が田沼意次に告げたまさかの計画とは…<ネタバレあり>
- 『べらぼう』流れてきたうめき声。その先に客の相手をするヒロインが…歴代大河屈指の<胸クソ展開>を視聴者絶賛そのワケは「吉原の本質」「子供に見せられないとかそんな話でなく」「実らない恋の描き方が上手い」
- 『べらぼう』<この…しょんべん女郎が!>瀬川に現実を突きつけた女将・いね。その迫力も当然いねの正体は…視聴者「善玉悪玉で語れない」「花を生ける演出に唸った」「水野美紀さん最高」
- 『べらぼう』<これは子どもに見せられない>と思った瞬間、画面に映ったのは…視聴者「私の心が汚れていました」「家族で見ていて焦った」「帯を引っ張って回してますよね?」
- 本郷和人『べらぼう』差別された存在と思われがちな遊女。かつての彼女らに負のイメージがなかった理由は性行為で感染する<あの怖い病気>と深い関係が…