国と国との板挟みになっている台湾人アイドルは、日本でブレイクするか?

3月5日(日)20時0分 messy

ツウィちゃん 公式HPプロフィール

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 2010年8月にKARAが日本デビュー! 彼女らの“お尻ダンス”は一世を風靡し、K-POPは日本に根付きました。そんなK-POPブームの立役者ともいうべきKARAですが、事務所からの待遇はよろしくなかったようで、一部メンバーはチームから離脱。東方神起と並んで、彼女らはK-POPの闇の深さを世に知らしめました。

 待遇の悪さからKARAを抜けたメンバーはいま、みなソロで活躍しています。とはいえ目立つことはなく、すでに“あの人はいま”状態です。

 ニコルはソロで日本デビューを果たしましたが、見事に失敗し、藤田ニコルと間違えられることもしばしば。ジヨンは日本をベースに活動していますが、俳優なんだか歌手なんだか、どっちつかず。ギュリ、スンヨン、ハラの3人は一応KARAに在籍するものの、事務所を移籍し新天地を求めました。が、スンヨンはタワーレコードを拠点に活動する“タワレコ・アイドル”へ転落し、ギュリもディナーショーで小銭を稼ぐのが関の山。ハラにいたっては、かまってちゃんアイドルのソルリと遊んでいるのが報じられる程度で、もう末期。表舞台から消え、K-POPも下火になろうとしている中、新たな刺客が上陸しようとしています!

 次なる黒船の名はTWICE。すでに6月の日本デビューも決定している9人組で、韓国人5名、日本人3名、台湾人1名から構成されます。

「なんといっても、日本デビューに向けての煽りがハンパない。テレビの情報番組も彼女らを取り上げ、煽りまくっています。ネット上にも『日本では女子高生や中学生を中心に“TTポーズ”や“シャーシャーシャー”など、TWICEのポーズが話題になっている』という記事がバンバン、アップされていますが、少なくとも、私はそんな女子中高生見たことがありません。もちろん、以前からK-POPに関心のある子は別ですが、一般化しているとはとても思えない。すべてレコード会社発信の提灯記事で、日本デビューに向けた地ならしなんです」(音楽ライター)

 必死ともいえるプロモーションですが、どうやら、ワケがありそうで……。

国旗を掲げてバッシング

「所属事務所のJYPエンターテインメントはかつて日本でWONDER GIRLSをデビューさせました。アジア全域でヒットを放っていた超大物でしたが、ここ日本では、歴史に残る惨敗ぶりが語り草になっています。ゲス不倫・元議員の宮崎謙介の交際相手だったタレントの宮沢磨由がWONDER GIRLSのダンスを踊ってた、なんておいしいネタもスルーです(笑)。それほどの惨敗だったゆえ、後輩にあたるTWICEの日本デビューは失敗が許されず、なりふり構わず提灯記事をバラまいているのです」(同ライター)

 そんなTWICEですが、時代も彼女らに味方し、提灯記事に頼らずともブレイク間違いなしとの見方もあります。

「嫌韓派の台頭が影響してK-POPブームも沈静化したわけですが、このグループには日本人が3人もいて、つい肩入れしたくなっちゃう。でも、それ以上に鍵を握るのが台湾人のツウィちゃんです」(韓流雑誌編集者)

 去年の1月、「日本、中国、台湾。国の事情を鑑みながら市場拡大を狙うK-POPアイドルたち」と題したコラムでもツウィちゃんについてご紹介しましたね。

 韓国でのテレビ番組収録中に、中華民国の国旗(青天白日満地紅旗)を掲げ、大陸の中国人的には、台湾独立を支持する〈不逞の輩〉と見られたツウィちゃん。あまりのバッシングに「中国はひとつ、両岸(中台)はひとつであり、私は自分が中国人であることをいつも誇らしく思っています」なんて、中国共産党が喜びそうな涙の謝罪会見を強いられた……というところまではお話しました。

 が、中国の中台統一派はいまだ納得せずで、ツウィちゃんへの敵視は続いたまま。昨年末に香港で開催されたイベントに参加した際も、統一派が「ツウィに生卵を投げよう」なんて運動を起こし(結局、何事も起きませんでしたが)、彼女はいまも渦中の人になっています。

日本で彼女は応援されるか?

 中国共産党の原則は、中国と台湾はひとつ。ただ、台湾の若者からすれば、なんで好きこのんで不自由な国とひとつにならなきゃいけないの、ってのが本音。ツウィちゃんも恐らく同じ意見でしょう。でも、事態を鎮静化させるために、そして、中国でも活動するために、彼女は中国共産党の見解に沿うしかなかったのです。

 一アイドルが中華民国の国旗を振ったことで、“台湾独立派”とレッテル貼りをし、その活動を上から押さえつけようとする中国……日本の嫌中派から見ても、その傲慢なやり方は許されません。つまり、嫌中派的から見ると、ツウィちゃんは憎っくき中国から虐められる悲劇のヒロイン。とくれば、俄然、応援したくなりますよね! つまり、TWICEはK-POPファンだけでなく、嫌中派のハートを掴み、今年、大ブレイク間違いなしなのです!

 さて、冒頭にお話しした分裂状態にあるKARA。ピンになったら、もっと稼げるかと思ったのでしょうが、現実は甘くなかったようです。で、残された道は結婚。もしくは、かつてのメンバーでの復活しかありません。TWICEブームが花開いているあいだに、「元祖K-POPアイドルは私たち!」って感じで再び日本に上陸するかもしれませんね!

佐々木薫:台湾独立を支持する、アラフォーK-POPファ。。

messy

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