山﨑賢人『羊と鋼の森』久石譲×辻井伸行が担当したが担当したエンディング曲流れる本予告解禁

2018年3月6日(火)21時43分 映画ランドNEWS

累計発行部数50万部突破、2016年本屋大賞第1位を受賞した宮下奈都の同名小説を山﨑賢人×三浦友和の初タッグで贈る映画『羊と鋼の森』が6月8日(金)より公開される。この度、本作のエンディング・テーマを作曲・編曲を久石譲、ピアノ演奏を辻井伸行が担当。楽曲が流れる予告編が到着した。



本作はピアノの調律に魅せられた一人の青年の成長物語。北海道の高校に通う外村は調律師・板鳥と出会い、感銘を受け、ピアノの調律師として生きていくことを決意。板鳥がいる江藤楽器で働き始め、ピアノと繋がる多くの人と出会い、調律師としての自分を探し求め成長していく。


ピアノに魅せられる主人公の青年・外村直樹を山﨑賢人が、外村に感銘を与え、彼の人生を導いていく調律師・板鳥宗一郎を三浦友和が演じる。共演に上白石萌音、上白石萌歌、鈴木亮平、佐野勇斗らが名を連ね、監督を『orange オレンジ』の橋本光が務める。


(左から)辻井伸行、久石譲

作曲・編曲を久石譲、ピアノ演奏を辻井伸行が担当したエンディング・テーマ「The Dream of the Lambs」。久石譲は言わずと知れた、日本を代表する作曲家。スタジオジブリ作品や北野武作品の音楽を担当したことで広く知られ、国内、国外問わず数々の賞を受賞している。辻井伸行もまた、世界トップクラスのピアニストで、アメリカで開催されたヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人として初めて優勝し、その後も数々の賞を受賞。作曲家として活躍している。



原作「羊の鋼の森」は「本から音が聴こえてくる」という感想がでるほど、表現力豊かに描かれた物語。その世界観、そして“ピアノ”の魅力を最大限に活かせるテーマ曲を考えた映画制作陣は、優れた表現力で世界的に有名な音楽家である2人に制作を依頼。


エンディング・テーマを使用した本予告映像。山﨑賢人が演じる主人公・外村をはじめ、ピアノと向き合う人たちのそれぞれの悩みと葛藤、そして成長の姿。映像に流れる美しい旋律は、その物語の奥行を感じさせてくれる。



久石譲 コメント




ピアニストはいろいろなピアノに出会わなければならない。ピアノによってタッチがそれぞれすごく違います。調律師は求める音を表現してくれる、本当に大事な存在で、音は出さないけど立派な音楽家だと思います。


そんな調律師を描いた原作を、オファーをいただく前に読ませていただきました。成長譚の美しくてとても良い話。だからこそ、綺麗なだけで終わらないように、映画の奥行を出せるように、シビアなミニマル的な部分とメロディアスな部分の交差する曲を作るように意識しました。


その曲を辻井くんと一緒に作ることができて嬉しく思います。古典的なスタイルをとりつつ、現代的な曲を作ったのですが、見事に弾いてくれました。辻井くんは本当に素晴らしいピアニストで、特にリズム感が凄いです。無駄なものが無いきちんとしたリズム。これを活かしたいと思って指揮をしました。演奏をしていて、とても楽しかったです。辻井くんとはまた是非一緒に演奏させていただきたいですね。


井伸行 コメント




オファーをいただく前に原作を点字の本にして読んでいましたが、ピアノをやっている人なら皆さん興味のある話だと思います。曲にもたくさんのイメージがあったり、ピアノには壮大でカッコいいところがあったり、いろいろな面白いことが分かる素晴らしい物語です。そんな映画の演奏を、久石さんとご一緒させていただけたのは本当に光栄でした。久石さんの大ファンで、素晴らしい曲をずっと聴いていたので、本当に嬉しかったです。


久石さんに楽譜をいただいた時に、どのような気持ちで作曲されたのか想像し、また映画のイメージを自分の中で膨らませて、できる限りのことをしようと思って練習し、本番に挑みました。お会いするまでは緊張しましたが、本当にお優しい方で、合わせやすく、またいろいろと勉強させていただきました。この曲は感動的で、美しく、弾いていて本当に楽しかったですし、収録があっという間でした。また是非ご一緒させていただきたいです。


ピアノの調律師さんは僕にとってなくてはならない存在です。ピアニストは演奏するときは一人ですが、調律師さん、観客の皆さんと一緒にコンサートを作り上げていると思っています。国内外の様々な場所で調律師さんと出会うのですが、いろいろなタイプの調律師さん、そして会場のピアノと出会えるのは楽しいですね。


映画プロデューサー コメント




ここまで音楽にフォーカスを当てることができる作品はない、だからこそ音楽界の巨星に認めてほしいという思いがありました。そんななか、久石譲さん、辻井伸行さんといえば、誰もが知る、日本が誇る才能。この二人が組んだら、どんな化学反応が起きるのだろうという期待もありオファーしたところ、原作がお好きという運命もあり初タッグが成立しました。調律師の主人公の成長を見守るような久石さんの楽曲と、その調律師を讃えるような辻井さんのピアノの音色は、「羊と鋼の森」に太鼓判を押していることを物語っています。



映画『羊と鋼の森』は6月8日(金)より全国東宝系にて公開


(C)2018 「羊と鋼の森」製作委員会


映画ランドNEWS - 映画を観に行くなら映画ランド


映画ランドNEWS

「辻井伸行」をもっと詳しく

タグ

「辻井伸行」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ