塩野瑛久 麻生久美子と禁断の恋 DV...不倫...危険な男 日韓共同制作ドラマ「魔物」で初共演

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　女優の麻生久美子（46）と俳優の塩野瑛久（30）が、4月18日スタートのテレビ朝日ドラマ「魔物」（金曜後11・15）で初共演する。主演の麻生は敏腕弁護士役。殺人事件の容疑者（塩野）との不倫を軸に描くオリジナルドラマで「脚本が本当に面白い」とアピールしている。

　一方の塩野が演じるのは美しく魅惑的だが、所有欲が強く妻へのDV疑惑もちらつく男。主人公は殺人事件の容疑者となった男の無実を証明しようと奔走するが、2人は禁断の恋に落ちていく。麻生は「今まででは考えられない新たな自分と向き合って苦しんでいくキャラクター」と明かした。

　それほどまで主人公を魅了する男を演じる塩野は昨年のNHK大河ドラマ「光る君へ」で、いちずに女性を愛した一条天皇役を好演。端正な顔立ちと高貴な雰囲気がハマり役だと注目を集めた。劇中で死去するとSNSでは“ロス”が起こるほど高い人気を誇った。また、昨年10月期のテレ朝ドラマ「無能の鷹」では気弱な新入社員を演じ、そのギャップは多くの視聴者を驚かせた。

　今作では、さらに一転して「不倫」「DV」という言葉がまとわりつく、甘くて危険な男になる。そんな男を「全く計算をしてないのに人を引きつけてしまう、吸引力を持っている人物」と形容する。麻生は「チラッと見えた横顔がきれいすぎて、まともに顔が見られなくて…」と既に骨抜きだ。

　撮影は始まっており、塩野は今回の役を「凄くチャレンジングな役」と捉え「作品の世界観に飛び込むつもりで挑みたい」と決意を口にした。新境地を切り開き、再び多くの視聴者をとりこにしていく。（山内　健司）

　≪テレ朝「第一歩」オリジナル作品≫今作はテレ朝と韓国の大手スタジオ・SLLの共同制作となる。これまでテレ朝はSLLの大ヒット作「梨泰院（イテウォン）クラス」「SKYキャッスル」の日本版をリメークしてきた。昨年5月にはドラマを中心としたグローバルコンテンツの企画開発に関する協業協定も結んだ。今回はオリジナル作品となりエグゼクティブプロデューサーの内山聖子氏は「以前より企画の種から一緒につくり上げたいと話していましたが第一歩を踏めたことをうれしく思います」とコメントを寄せた。

　≪実家は創業40年クレープ店　常連客の勧めで芸能界入り≫

　塩野の実家は相模原市で創業40年のクレープ店を営んでいる。父が病に倒れたこともあり、中学卒業後、高校進学をせずクレープ店を手伝っていたが、常連客からの勧めで「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に応募。審査員特別賞を受賞し、人生が大きく変わった。

　2013年スーパー戦隊シリーズの「獣電戦隊キョウリュウジャー」でキョウリュウグリーンで、クールなイケメン剣士役を演じ話題に。NHK大河「光る君へ」の一条天皇役はオーディションで射止めた。自ら「アニメオタク」を公言し、好きな作品は2016年放送のダーク・ファンタジー「Re:ゼロから始める異世界生活」（テレビ東京）。自身の性格は「理屈っぽくて、真面目」と分析している。