石井ふく子P、『渡鬼』枠での新ドラマ放送に喜び「こんな幸せなことはない」

TBSで3月13日に放送される山田洋次×石井ふく子 ドラマ特別企画『わが家は楽し』(21:00〜22:57)の制作発表会見が5日、東京・赤坂の同局で開催され、小日向文世、戸田恵子、高橋海人(King ＆ Prince)、山田杏奈、石井ふく子プロデューサーが出席した。
『男はつらいよ』シリーズをはじめとする数々の名作を手がけている映画界の巨匠・山田洋次氏が作・脚本を務め、『渡る世間は鬼ばかり』をはじめとする多数のホームドラマの傑作を世に送り出している石井ふく子氏がプロデューサーを務める本作は、今の家族を、夫婦の絆を、笑いと涙と哀愁をもって描く珠玉のホームドラマ。仕事一筋で生きてきた平山家の父・平山幸之助役を小日向文世、その妻・史枝役を戸田恵子、長男・和夫役を高橋海人、和夫の恋人・美鈴役を山田杏奈が演じる。
名作を作り続けてきた2人がタッグを組んだ本作。この両氏がテレビドラマで脚本とプロデューサーを担当するのは、2018年放送のドラマ特別企画『あにいもうと』(TBS)以来、約7年ぶりとなる。
石井プロデューサーは「私の大好きな心のドラマを作らせていただきました」と紹介。「私は一人っ子で父も母ももうおりませんし、兄弟というものの心のつながりを持ったことがない。ですから、こういう仕事をしたときに絶対に家族の話をやろうと。今こういう家族があってもいいんじゃないかということを皆さんとご一緒に考えて、楽しんで見ていただけるようなものを作りたいなと思って、このドラマを作らせていただきました」と本作に込めた思いを明かした。
本作は木曜21時から放送。『渡る世間は鬼ばかり』が放送されていた同じ時間帯ということに、石井プロデューサーは「こんな幸せなことはないです」と感激し、「私は家族の人たちの心のつながりを描く心のドラマしかやってない。今、心のドラマがちょっと薄れてきているのではないかと思うので、これは絶対にお互いの心と心を結ぶ『我が家は楽し』をやりたいなと思いました」と心のドラマへの強い思いを語った。