高橋海人、山田洋次監督からダメ出し連発「宝物みたいな時間でした」 小日向文世らも熱血指導に驚き

2025年3月7日(金)4時0分 マイナビニュース


TBSで3月13日に放送される山田洋次×石井ふく子 ドラマ特別企画『わが家は楽し』(21:00〜22:57)の制作発表会見が5日、東京・赤坂の同局で開催され、小日向文世戸田恵子、高橋海人(King & Prince)、山田杏奈、石井ふく子プロデューサーが出席した。
『男はつらいよ』シリーズなどで知られる映画界の巨匠・山田洋次氏が作・脚本を務め、『渡る世間は鬼ばかり』をはじめとする多数のホームドラマの傑作を世に送り出している石井ふく子氏がプロデューサーを務める本作は、今の家族を、夫婦の絆を、笑いと涙と哀愁をもって描く珠玉のホームドラマ。仕事一筋で生きてきた平山家の父・平山幸之助役を小日向文世、その妻・史枝役を戸田恵子、長男・和夫役を高橋海人、和夫の恋人・美鈴役を山田杏奈が演じる。
石井プロデューサーは「私の大好きな心のドラマを作らせていただきました」と紹介。「私は一人っ子で父も母ももうおりませんし、兄弟というものの心のつながりを持ったことがない。ですから、こういう仕事をしたときに絶対に家族の話をやろうと。今こういう家族があってもいいんじゃないかということを皆さんとご一緒に考えて、楽しんで見ていただけるようなものを作りたいなと思いました」と本作に込めた思いを語った。
名作を作り続けてきた2人がタッグを組んだ本作への参加にキャスト陣は感激。小日向は「本当に光栄」と話した。
本読みや撮影に山田監督も参加したそうで、小日向は「皆さんびっくりしたと思うんですけど、本読みからダメ出しされまして。その1発目が僕だったんです。『君、違うんだよ』『どういうつもりでそれを言っているか』と皆さんの前で言われ、かなりショック受けたんです。恥ずかしい。主演やらせてもらうのに、みんなの前でダメ出し食らっているって。ところがそのあと、次から次に皆さんがダメ出しを食らいました。リハーサルも凄まじかったんですけど、とにかく山田さんのエネルギーがすごかったです」と明かした。
特に高橋へのダメ出しが多かったようで、小日向が「海人くんがいつも山田さんにダメ出しされて、現場でずっと諦めずにいる山田さん、それに対してずっと応えている(高橋)。『違うんだよ、君』って。その会話がものすごい面白くて和ませていただきました」と話すと、高橋は「本読みのときに一つ一つのセリフにダメ出しをいただいて、たぶん自分が持っていったものすべてだったと思うんですけど、全然違うなと。くじかれた心が、どうにか山田さんを認めさせたいという気持ちに変わって。何を言われても立ち向かうというか。子供のライオンみたいに見えていたかもしれないですけど、立ち向かっていく姿勢はこれからに生かされるなと思いました」と語った。
さらに高橋は「自分の撮影日数は8日間。絶対これからも忘れないと思います。8日間でしたが一冬すべてを捧げていた感覚があります。すごく濃くて、忘れられないような宝物みたいな時間でした」としみじみ。石井プロデューサーが「高橋くんも頑張ったね」と労うと、「ありがとうございます」と返した。
高橋の奮闘に、戸田は「このドラマの撮影をしながらも、海人くんは歌のお仕事もあるし、パフォーマンスしなければいけない日々で。そんな中でドラマをやっている姿は本当に凛々しくて」と称賛。「私たちも大変だったので、自然と家族になって、みんなで手を取り合ってという感じ。全員が向かっていくっていう感じでした」と現場の様子を伝えた。
山田(杏)も「私自身の撮影の日で山田さんが現場にいらしたのは1日だったかな。居酒屋に行ってお父さんに会うシーンで、美鈴が『こんばんは』って言うんですけど、『こんばんははこうなんだ』と教えていただいて。現場のセットの隅っこで『こんばんは』『もう1回』って。バイトに入ったばっかりの研修ってこんな感じなんだろうかと思いました」と山田監督の熱血指導を明かし、「本当に勉強になりました」と感謝していた。

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