業界ウケはいいが視聴率が取れない『ももいろクローバーZ』の苦悩

3月8日(日)22時0分 メンズサイゾー

 2月末からこの3月初旬にかけ、テレビ関係者は視聴率表を見ては一様にため息を漏らしていたという。一体何が起きたというのだろうか。


ももいろクローバーZの出演した番組の視聴率がことごとく低いんです。彼女たちの主演映画が公開されるとのことで特別ゲストとして出てもらったのですが...」(業界関係者)


 2月末に封切られた人気アイドルグループ・ももいろクローバーZの主演映画『幕が上がる』。興行収入はすでに1億円を突破するなど、一部メディアでは"大ヒット"という扱いのようだが、その一方でメディア露出の反応はあまり芳しくないというのだ。


 実際どれくらいの数字なのだろうか。直近のゲスト出演番組の視聴率を見てみると...。


 ホストである黒柳徹子(81)が玉ねぎ頭からドラ焼きを取り出し、ももクロの5人が大興奮したことが話題となった『徹子の部屋』(テレビ朝日系)は、放送日3月3日と奇しくも同じ平均視聴率3.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。これまで視聴者からは「昼時、徹子の顔を見ながらランチを食べたくない」などと揶揄され、苦戦が続く同番組でも常時5%は何とか保ってきた。その中でこの数字はももクロが避けられているとも考えられる。


 また、5人のメンバーの母親がインタビューに応えたことが評判を集めた笑福亭鶴瓶(63)が司会を務めるトーク番組『A-Studio』(TBS系)は7.5%。今年に入ってから同番組は好調で、水野美紀(40)の回は9.1%、中谷美紀(39)では10.3%、三代目J Soul Brothersは9.1%、榮倉奈々(27)は9.9%といった具合に9%以上は堅持してきた。その中にあってももクロの7.5%はどう分析すればいいのだろうか。


 さらに5人のこれまでの道のりを初心者向けにわかりやすく描き、元メンバー・早見あかり(19)からのメッセージも寄せられ、ネット上でも「感動した」といった声が上がった3月1日放送のトークバラエティ『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)は8.6%。前週のゲストだったカンニング竹山(43)の回が13.4%だったことから考えると5%の下げ幅だ。


 そして、スタジオにモノノフ(ももクロファンの愛称)が集まり、ももクロ人気の秘密を評論家たちが分析した『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)では6.8%を記録。常時ふた桁はキープしている人気バラエティでの低迷はネットニュースなどでも取り上げられてしまうほど。この数字は一部では同番組史上最低視聴率ではないかとさえ言われている。


 もはや「ももいろクラッシャーZ」と言ってもおかしくないほどの爆死ぶり。これに対し、ある民放テレビ局のバラエティ番組のチーフディレクターはこう擁護する。


「これを『ももクロ』の人気のなさと片付けるのは早計でしょう。AKB48が出たら数字は間違いないでしょうか? ももクロとてそれは同じこと。彼女たちは基本的にライブを主体としているアイドルですからね。歌番組の全盛期ならともかく、彼女たちはテレビアイドルではないのです。ライブを観に行ったことがない視聴者が彼女たちに興味を抱かないのは当然ともいえます。すべての視聴率計測機が彼女たちのファンの家にあったら100%は確実ですよ(笑)」


 そしてモノノフがテレビ業界内に多いことも「ももクロ=持ってない」説に拍車をかけてしまう一因だと同じ関係者は続ける。


「やはり自分が好きなタレントは使いたいという思いはテレビマンの中に少なからずあります。今回ももクロたちがバラエティに立て続けに出演したのも、映画の宣伝という名目で一緒に仕事をしたいという関係者が多かったからではないでしょうか。しかし一般的な人気があるかはやはり別の話。業界人にはその温度差に気づいていない人が多いのかもしれませんね」


 CDセールスは落ち着いているものの、相変わらずライブの動員数は好調といわれるももいろクローバーZ。テレビでは不調だとしてもステージ上では輝き続けてほしいものだ。
(文=今井良介)

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