『東京タラレバ娘』平岡祐太のクズ男&榮倉奈々の泣き演技が秀逸! 鬼畜男との別れに涙/第8話レビュー

3月9日(木)23時30分 messy

『東京タラレバ娘』公式HPより

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 最終回に向けて急激に盛り上がってきた『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)。8日放送の第8話では、倫子(吉高由里子)と香(榮倉奈々)に転機が訪れました。

 北伊豆にて早坂さん(鈴木亮平)とキスした後に「連絡します」と言われた倫子は、「今度こそプロポ来んじゃね?」とドッキドキしていました。いざ2人でご飯へ行くと、ガッチガチに緊張している早坂さんを見て「可愛い〜」と顔がほころび、9人の子供に囲まれて家族写真を撮る妄想まで巡らせるのですが、早坂さんから聞こえてきた言葉は「き、き、昨日は申し訳なかった。僕、舞い上がっちゃって……本当に申し訳なかった」。倫子はこれを「なかったことにしよう」という提案だと捉え、「これで良かったんだ」「大人だから」と自分に言い聞かせます。その裏で、早坂さんは「だめだ〜〜僕はああああ〜〜」とうなだれてるんですけど。

 数日後。早坂さんの倫子への気持ちに気付いたまみちゃん(石川恋)は、早坂さんに「早坂さんらしくないです! 私にはびしっと告白してくれたじゃないですか!」と背中を押し。かたや倫子は、KEY(坂口健太郎)に早坂さんとのキスを見たことを明かされ「好きなんだ、早坂さんのこと」と突っ込まれます。「好きっていうか、向こうの気持ちもわかんないし」とウジウジしている倫子が「やっぱ、アンタら見てるとイライラする。一生やってるよ、タラレバ女」と喝を入れられ、「そんなの嫌だ!」と奮い立ったところに早坂さんから連絡があり、お互いに話したいことがあると伝え合流。しかも2人とも猛ダッシュで集合です。



 恋愛に疲れちゃって暫くひとりでいようと思ってたこと。恋愛に臆病になってたこと。上手くいかなくなるなら、これまで通りの関係でいようと気持ちにブレーキをかけていたことを打ち明け合った2人は交際を決め、見事カップル誕生です。決め手は、早坂さんの「それでも僕は、倫子さんと一歩前へ進みたいと思ってる。傷ついた者同志だからできる恋愛もあるんじゃないかな」でした。そして、「僕達のペースでゆっくりやってきませんか?」という早坂さんに倫子は首を振り「ゆっくりなんて嫌です。早く次に進みましょ。私たちゆっくりなんてしてる時間ないですから」と早坂さんに抱きつきます。この2人、すごい良い感じなんですけど、まだ8話。別れちゃうな〜。無念です。

 さて。今回の主役は、生理が遅れて妊娠疑惑が浮上した香。もちろん相手は鬼畜クズバンドマンでお馴染みの涼ちゃん(平岡祐太)。すぐさま倫子と小雪(大島優子)に打ち明け、「もう嫌だ、こんな自分……」と頭を抱えます。「デキてたらどうすんの?」と聞かれても「私どうするんだろ……」と溜め息。小雪が妊娠検査薬を買ってきてくれるのですが、「(陽性だった時に)涼ちゃんが嫌な顔したら終わりだよね」と検査を拒みます。それでも、「涼ちゃん子供がほしいんだって。この前言ってた」「涼ちゃん、今の彼女とそんな続かないと思うんだよね」「もしかしてこれで、私をまた本命にしてくれるなんてことは……ない、ですかね」と淡い期待も抱く香、どんだけ幼稚なんだ。

 検査する勇気もなく、涼ちゃんにも言えずに悩んでいる香に、「香〜〜、俺もうダメかも〜〜〜。熱38度もあんだけど〜〜〜。俺死ぬのかな〜〜〜、まじつら〜〜〜い」とクズ、あ、涼ちゃんから電話が。看病に駆けつけた香に「(常備してある)缶詰のみかん食べたい」というクズ、あ、涼ちゃん。というのも、2人が同棲していた時、熱を出した涼ちゃんに香が缶詰のみかんを出してくれた時から、風邪を引くといつも食べているとのこと。ちょっと喜んじゃう香ですが、そんな自分にも辛くなり、トイレに駆け込みます。

 その隙に偶然、涼ちゃんが香の鞄の中に検査薬があることに気付いて、「お前妊娠したの?」「香、産みたい?」「香が決めていいよ」と。さらに香が「産んだらどうする?」と聞くと、「ちゃんとするよ、責任取るよ」と香を抱きしめながら「ひとりで悩んでた? ごめんな香」。香、うっすら喜びます。本命の彼女と別れるとも、結婚するとも言われてないのに。



 これで安心しちゃった香は、倫子と小雪に「涼ちゃんが大切にしてくれてるってわかって嬉しかったんだよね」と伝え検査薬を持ってトイレへ行くと、生理到来。「何だよ〜!」と笑う2人に対し、「ごめんごめ〜ん!」と元気に振る舞おうとするも、香の目からは涙が。「自分がわかんない、ほっとしてんのか、がっかりしてんのか、わかんない。何なんだろ、私」と言いながら号泣します。その姿を遠くからKEYが見てるんですが、こいつ暇すぎません?

 後日。涼ちゃんのマンションのエントランスから、涼ちゃんに電話をかける香。開口一番に香の体調を気遣ってくれた涼ちゃんですが、生理が来たことを伝えると、「よかった〜〜〜! まじ焦った! デキてなくてよかったな☆」と無邪気に喜びます。対して香が、涙目になりながら「でもさ、涼ちゃん子供ほしいんだよね。だったら作ろうよ……」と言うと、「いや〜。良く考えたらまだ父親になる覚悟ないや☆ 香もほっとしただろ?」「早く上がって来いよ〜!」と元気に部屋へ誘う涼ちゃん。もっと熱出して死ね!

 それでも香は「はあ、うん、わかった〜」としか言えません。電話を切って、号泣です。なんとか涙が止まり、よし、行こう! と振り返ったそこには。涼ちゃんのお見舞いに来ていたKEYがいるんですね〜(やっぱり暇すぎません?)。涼ちゃんのクズさ(KEYが「涼さんってどっち(本命彼女と香)が好きなんですか?」と聞くと「どっちも好きだよ。あったりまえじゃーん! そんなの選べるわけないって☆」なんて言っちゃうところとか)と香の結婚願望のどちらも知っているKEYは……

KEY「アンタ、何やってんだよ。今行ったら同じことの繰り返しだろ。それで良いんだ?」香「これで良いなんて思ってるわけないじゃん! わかってるよ、行っちゃダメだって。もう終わりにしたいって……でも自分じゃ止められないの!!」
KEY「(食い気味で)じゃあ止めろよ! 行くな! このまま帰れ!」

 その言葉を受け、香は出口へ向かうも一度足を止めてためらいます。すぐさま「振り返るな! 行け」とKEY。号泣しながらマンションを出て行く香なのでした。クズと香に関しては、「早く目を覚ませ〜〜!!!」なんて思ってましたけど、香は自分の置かれている状況のすべてをわかった上でも大好きだったわけで。なのに会わずに帰れたなんて……香、頑張った〜〜!! というか、榮倉奈々ってこんなに演技上手でしたっけ? 表情、涙、震え方、そのすべてが上手すぎてグイグイ引き込まれました。もちろん平岡祐太のクズ演技も秀逸。映画『NANA』のクズ男・章司役といい、もう平岡祐太がクズにしか見えません。

 今回は、倫子が早坂さんとキスした翌日には何も言えなかったり、香がすぐに検査できなかったりと、〈相手の気持ちを確かめてからでないと動くのは怖い。そして、先回りして確かめて、みっともない感情をコントロールできるよう「保険」をかけないと動けない。もう大人だから——〉というアラサー女の心情が軸でした。それでも最後は、「自分の幸せを決められるのは自分しかいない」「もうタラレバ言って後悔するのは嫌だ。だから私たちは振り返らない」という倫子のナレーションで終了です。大人って何なんですかね。そういう面倒なことが嫌になっちゃって、窪塚洋介(37)は「コドナ〜☆」とか言ってるのかもしれません。

(ドラマウォッチ:ナチョス)

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