日本アカデミー賞「主題歌賞」新設、初の受賞者はMrs. GREEN APPLE 大森元貴「より良い音楽を創るべく邁進」
2025年3月10日(月)12時0分 オリコン
「第48回日本アカデミー賞」主題歌賞に決定したMrs. GREEN APPLE(対象作品:映画『ディア・ファミリー』主題歌「Dear」)
日本アカデミー賞では、発足当初から劇伴作曲者を対象に顕彰する「音楽部門」はあるが、さらに、作品の世界観を表現する重要な存在であり、映画と観客の架け橋になっている主題歌についても、顕彰することなった。職種の多様性を発信し、映画界の発展につなげたいとしている。今回の受賞者は、授賞式の副賞協力TASAKIの推薦、映画人の組織である日本アカデミー賞協会会長と役員の選考により決定した。
Mrs. GREEN APPLEの「Dear」は、実話をもとにした映画『ディア・ファミリー』(監督:月川翔)の主題歌。作詞・作曲を担当した大森元貴が、事前に作品の資料や映像を見て得たエネルギーや生きる活力を込めて書き下ろした。壮大でエモーショナルな楽曲はエンディングにさわやかな余韻を残し見る者の感動をより深めた。
Mrs. GREEN APPLE は昨年、映画主題歌としてほかに、『サイレントラブ』の「ナハトムジーク」、映画『聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜』の「ビターバカンス」も担当。どの作品においても映画に寄り添った楽曲で映画と主題歌の融合で観客を魅了し、話題を集めた。
贈賞は、今週14日に東京・グランドプリンスホテル新高輪にて開催される「第48回日本アカデミー賞」授賞式にて行われる。
■Mrs. GREEN APPLEの受賞者コメント
この度、新たに設立された特別賞「主題歌賞」を受賞いたしました。
映画と音楽は非常に密接な関係にあり、日々音楽を創作する者として「作品の邪魔だけはしたくない。その映画に関わったすべての方々へ感謝の気持ちを込め、最大のラブレターであるべきだ」と思いながら主題歌を担当させていただいております。
名誉ある祭典で初の受賞者となり、その大きさに背筋が伸びます。
今後とも胸を張って、より良い音楽を創るべく邁進してまいります。
大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)