【アニメレビュー】最カワヒロイン・カンナちゃんが大暴れ! ほっこり楽しめる『小林さんちのメイドラゴン』第9話「運動会!(ひねりも何もないですね)」

3月10日(金)21時0分 おたぽる

Vアニメ『小林さんちのメイドラゴン』公式サイトより

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 魅力的なヒロインは多いが、「可愛い!」と庇護欲を書き立てられるキャラとしては、数多い放送中のアニメの中でトップクラスではないかと思える、カンナちゃんにスポットが当てられた『小林さんちのメイドラゴン』(作:クール教信者、双葉社/ABC朝日放送ほか)の第9話「運動会!(ひねりも何もないですね)」。カンナちゃん要素多目で紹介してみたい。

 カンナちゃんが通う小学校で、運動会が行われることに。すっかり小林さんに懐いている彼女は小林さんに、運動会へ来てくれるようお願いするのだが、デスマーチ中の小林さんは「その日仕事〜、無理」とすげない返事。無慈悲に一言でもって切って落とされたカンナちゃんは、見たことがない表情を浮かべるほど大ショックを受けてしまう……。

 基本的には仕事もできるし、細かな心配りも上手な小林さん。彼女が考慮する時間もなく断ってしまうあたりに、デスマーチの闇の深さを感じるが、ここでカンナちゃんがダダをこねる。「コバヤシ〜仕事休んで〜」と粘り、「わがままいっちゃいけません」ととりなすトールに対しても「やっ!」と即否定。

 こういうワガママを言うカンナちゃんは珍しかったが、その姿や表情は超キュート。「もういいっ!」と駆け出してしまうあたりは、外見どおりの年齢のお子様のようでもあって、頬が机とかに落ちてしまうほど緩みまくってしまう。枕を抱えて不貞寝してしまうシーンなどのムチムチ加減も、リアルに幼女っぽい。

 カンナちゃんが珍しくワガママを言うのも、トールが言うように小林さんを親のように慕っているからこそだろうし、それだけ小林さんとカンナちゃんとの距離感が縮まった、ということでもあるのだろう。どうしても小林さん・トールの関係性に目が行きがちだが、小林さんちには注目すべき関係線がもう一本あることを、改めて浮き彫りにしたエピソードであったように思う。

 また、「昔のクラスメイト、何人かお子さんいるらしいけど」、「親が来る来ないってそんなに大事かね?」「私、そんな立派な大人じゃないんだけどな〜」と、普段は泰然としていた小林さんが(仕事で余裕がないせいか)落ち込んでみたり、愚痴めいたことを話したりするシーンは、人間らしいというか、年相応の姿を垣間見られたように感じられて、小林さん好きとしてはグッときた。

 その後、トールに認識障害の魔法をかけてもらい、小林さんの仕事ぶりをこっそり観察したカンナちゃん。一生懸命働いている姿を見て、「コバヤシはお仕事頑張って」と小林さんに告げる。第9話のハイライトはここ! このシーンのカンナちゃん!! 頭では分かっていても残念な気持ちを完全にはぬぐえないのだろう、ワンピースの裾をギュッと掴んで必死に耐える……なんて健気で可愛いのか! すごくいい子!

 この辺の細かい動き、お芝居付けはさすが京都アニメーションと思うが、カンナちゃんが耐えていることに気づいた小林さんもさすが。さらに残業を重ね、運動会に行くことを決意する。小林さんに無理させないよう頑張ったカンナちゃん、そんなカンナちゃんのために無理をする小林さん。

 2人の優しさに思わず涙腺が緩んでしまうが、2人を見守る周囲もまた優しい。トールは本当にお母さんのような包容力を感じさせるし、滝谷も恩着せがましくない雰囲気で上手いこと小林さんの残業をフォロー。なんだか、滝谷が格好良かったので違和感を覚えてしまうが、ほっこりと心温まる展開が繰り広げられた。

 その後、運動会シーンが描かれ、カンナちゃんとの接触で才川が萌えまくったり、リレーで転んでしまったり、カンナちゃんの激走でフォローしてもらったりと見どころは多かったが、やはり注目すべきはどんどん家族っぽくなっていく小林さんちの3人であったと思う。

 なお、前話でようやく初登場を果たしたエルマは、第9話ではお話とお話の合間をつなぐ3スポットのみの登場だったが、相変わらずマジメ系ポンコツ、腹ペコさんぶりを遺憾なく披露。こちらもこちらで可愛かったし、腹が減るシーンとなっていた。もっと観たい。
(文・馬場ゆうすけ)

おたぽる

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