山田裕貴 「今になって分かることがいっぱい」年齢を重ねて親の思いを理解「親はきっと見守っています」
2025年3月10日(月)15時59分 スポーツニッポン
俳優の山田裕貴(34)が10日、都内で行われた「サッポロビールヱビスブランド新CM発表会」に出席。子供の頃に感じていた親への思いを語った。
新CMにちなみ「門出」について、トークを展開。同社SNSに寄せられた「4月から娘が就職、私と同じ職業になります。いっぱい悩みながら、楽しさをたくさん見つけてほしい」という娘を思う声にしみじみ。「娘さんを見守ってるお母さんもきっと不安だろうし、親の不安は、大人になってからじゃないと分かんない」とした。
親の心配を素直に受け止めきれない子供の立場も察しつつ「なんで親はそれを言わないんだろうってぐらい見守る。だから、全国の娘さん、息子さんたち、親はきっと見守っています。なので、日々頑張ってるだけでうれしいと思う」と呼びかけた。
山田自身も家庭環境から同じような気持ちを抱いていたようで「なんでこんな無口な親父なんだとか、なんでこんな能天気なおかんなんだって思ってたんですよ」と回顧。正反対な両親の性格が「バランスとってくれてたんだなと思って。今になると親父が厳しかったんで、おかんがしゃべりやすくしてくれてたんだなとか…。親父は逆に何も言わないことで、自分で考える力をつけさせてくれてたんだなとか、今になって分かることがいっぱいある」と年を重ねたからこそ感じる感情に浸った。
山田の父・和利さんは元プロ野球選手。親からすると子供が同じ職業を選択することは「(親は)絶対うれしいでしょうね」と想像。過去に思いをはせながら「僕はなれなかったんでね…。プロ野球選手だったんで、自分もなろうとしましたけど、諦めちゃった」と人生を振り返った。