「藤本くん、笑ってるし(笑)」兄弟子との合同作戦的中?中国・四国の若手ホープが対局開始直後にニヤリ/将棋・ABEMA地域対抗戦

2025年3月11日(火)7時30分 ABEMA TIMES

 これぞ、チーム戦!?全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Aリーグ1位決定戦、関西A 対 中国・四国が3月8日に放送された。第4局では、対局開始早々に中国・四国の藤本渚六段(19)が“ニヤリ”。その笑顔の理由を、同じチームで同門の兄弟子・菅井竜也八段(32)が明かした。

【映像】藤本六段 “ニヤリ”の一部始終

 チーム中国・四国の2勝1敗で迎えた第4局・副将戦では、若手のホープでもある藤本六段と関西Aの久保利明九段(49)が激突。先手の久保九段は、3手目に▲5六歩とし中飛車を志向した。

 すると、対局中の藤本六段は天井を見上げて何やらニヤリ。その表情に、中国・四国の控室では兄弟子の菅井竜也八段(32)が「藤本くん、笑ってるし(笑)」と注目した。糸谷哲郎八段(36)は「中飛車は作戦が決まっているはずだから」とコメント。ポーカーフェイスに戻った藤本六段は、玉の囲いをコンパクトにして銀を繰り出す急戦を志向した。

 笑顔の理由は、菅井八段が解説。「さっき藤本くんと話していたやつなんです。『2四角、3三桂とやりたいんですけどどうですか?』って聞かれたんですけど…おお、やってますね!」と兄弟弟子で事前に作戦会議を行っていたことを明かした。これには、山崎隆之監督(44)も「確かにさっき符号をずっと言ってましたね。合作だ!チーム戦らしいですね」と嬉しそうな表情も見せていた。

 菅井八段&藤本六段の表情に、ファンも注目。「わろてる」「いきなりのリアクションw」「不敵な渚」「予習済み」「菅井ニキとの合作」「すぐ応用できるんだなぁ」「ちゃんとチーム戦するとか珍しい」「振り飛車党に意見を聞く」「菅井合作強そう」と多数の反響が寄せられることとなった。

 菅井八段と言えば、振り飛車党のエースとしてタイトルも獲得したトップ棋士。久保九段とは深い縁があり、過去の『ABEMAトーナメント』ではチームも組んでいたこともある。心強い兄弟子との合作を早速投入した藤本六段は、中盤で飛車を活用させて主導権を握ることに成功。終盤は久保九段の粘りに対し、藤本六段は徹底した入玉作戦で着実にリードを守り切り押し切って白星をもぎとってみせた。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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