雅子さま、国民との距離を縮め心を通わせる「寄り添い方」

3月11日(月)6時0分 NEWSポストセブン

九州北部豪雨の被災地の仮設住宅を訪問し、被災者の手を握られる両殿下(2018年9月) JMPA

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 5月に皇后陛下になられる雅子妃殿下。ご体調は近年、劇的に回復しているが、その背景には皇后になられることへのご覚悟があるという。ジャーナリスト・友納尚子氏がレポートする。


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 雅子妃はどのような皇后になられるのだろうか。近年の公務のご様子からそれを窺い知ることができる。


 通常の行啓では、時間の関係で両殿下と会話ができるのは、代表者の何人と決まっていることが多い。しかし、皇太子ご夫妻は、代表者たちだけではなく後ろで見守っている人たちにもお声掛けなさることがある。


 昨年9月、皇太子ご夫妻が福岡県を訪れた時、雅子妃ならではの国民との寄り添い方が見られた。


 福岡県内の医療型障害児入所施設では、訓練中の子どもだけではなく遠くから見守っていた母親に駆け寄られて、声を掛けられた。


 翌日には九州北部豪雨の被災地の仮設住宅を訪れ、そこでも遠くから見守っていた被災者の方々のところまで歩み寄られて、言葉を交わされた。


 被災者から「お体に気を付けてくださいね。見守っていますから」「ご病気なのに来ていただいて有難うございます。雅子さまも頑張ってくださいね」と逆に励まされることもあり、互いに困難を乗り越えようとしていることで距離が縮まり、心を通わせているようだった。


 さらに雅子妃が車椅子のご高齢の女性の冷えた手を包むように握られると、その上から皇太子も手を重ねられるという温かい場面もあった。



 行啓の際、両殿下はお二人揃ってではなく、二手に分かれて声を掛けられることがあった。なるべく多くの人たちと接せられたいというご希望からだ。そのため予定時間をオーバーすることもあり、東宮職の職員から「殿下そろそろお時間です」と声を掛けられることもある。


 皇太子ご夫妻は、両陛下が大切になさってきたご公務のなさりようを引き継がれると同時に、人々との触れ合いは両殿下なりのやり方でこなされていくだろう。


 さらに皇太子がこれまでご関心の高かった「水」のテーマも環境問題まで広げられたり、「次世代の明るい未来」として、各地の子どもたちの活動を視察することにも力を入れていかれたりするかもしれない。


「両殿下は福祉にかける思いも強いことから、これまで以上にたくさんの人々と交流をされていくと思います」(東宮職のある職員)


●とものう・なおこ/1961年生まれ。新聞、雑誌記者を経て2004年に独立、フリージャーナリストに。著書に『ザ・プリンセス 雅子妃物語』(文藝春秋)などがある。


※SAPIO2019年4月号

NEWSポストセブン

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