浜田休養で大ダメージ テレビ関係者も不安...ダウンタウンの冠番組「このまま残していけるのか」
2025年3月11日(火)4時10分 スポーツニッポン
お笑いコンビ「ダウンタウン」の浜田雅功(61)が無期限休養すると10日、発表した。テレビとラジオを合わせて計9本のレギュラー番組を抱える超売れっ子。各方面に影響が広がった。
浜田のテレビのレギュラー番組は現在、個人で5本、コンビで3本の計8本。休養について、吉本興業側は先週半ばごろから局側に報告していたが、知らされていなかったスタッフも多く現場では驚きの声が上がった。
浜田は芸人だけでなく大御所タレントやアイドル、スポーツ選手らにも分け隔てなく鋭くツッコミ、時にはどつきも入れて笑いを生み出してきた。今年元日に放送されたテレビ朝日系「芸能人格付けチェック!」の特番は、世帯視聴率21・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。高らかに「結果発表!」と叫ぶ決めゼリフはさまざまな番組でおなじみになっており、放送関係者は「浜田さんのイメージが浸透している番組は多い。いなくなるのはテレビ界にとって大きなダメージだ」と語る。
今回の休養でとりわけ影響が懸念されるのが、TBS「水曜日のダウンタウン」などコンビの冠番組3本だ。相方の松本人志(61)が昨年1月に活動休止を発表して以来、浜田は「あの人の代わりはいない。戻ってくるまで自分ができることを一生懸命やろうかな」と話し、コンビで抱えていたレギュラー番組を1人で支えてきた。
これらの冠番組は当初から2人の掛け合いが人気だった。民放関係者は「松本さんが活動休止してからは浜田さんの仕切りに頼っている番組が多く、代役探しも難しい。2人の復帰時期が見通せない中で『ダウンタウン』の冠をこのまま残していくことができるのか」と心配する。
テレビ各局は現時点で、浜田のレギュラー番組について、収録分を放送した後、どうするか結論を出していない。浜田の休養が長引けば、難しい対応を迫られることになる。