松坂桃李「このメンバーだったら怖いものはない」、体当たりで挑んだ主演作『娼年』に自信!

2018年3月12日(月)20時2分 映画ランドNEWS

映画『娼年』完成披露イベントが12日、都内・TOHOシネマズ新宿にて行われ、キャストの松坂桃李、真飛聖、冨⼿⿇妙、猪塚健太、桜井ユキ、⼩柳友、⾺渕英⾥何、荻野友⾥、佐々⽊⼼⾳、⼤⾕⿇⾐、⻄岡徳⾺、江波杏⼦、監督の三浦大輔が登壇した。



かねてより「舞台同様、無になりました」と明かし、体当たりで役に挑んだ松坂。完成した作品の初お披露目を迎え「緊張や期待、不安もありますが、この作品に何かあったら僕のせいでもありますが三浦さんのせいでもある(笑)責任を割り勘しようという意識の中で、舞台から映画へと。このメンバーだったら怖いものはない」と自信をのぞかせた。



だが、「ただキツかった(笑)撮影期間中は『明日休みになんないかな?』とか、『三浦さん風邪ひいて寝込まないかな?』とか(笑)」と苦労をにじませるこ松坂は「僕は聞きたい、三浦さんの演出はどうだったのか!」と共演者に質問。



真飛は「短期集中型で、今日初めてお会いする方もいらっしゃる。それぞれのシーンを自分たちも試写を観て知った。気がついたら今日が何日で何曜日なのかわからなくなるくらいギュッと詰まった撮影だったので、本当に大変でしたね」と吐露。


江波は「監督の持っている空気感が不思議ですから。苦しい現場は絶対に良い作品になっている。そう思いますね」とコメント。三浦監督は「本当に大変でした。まぁ僕のせいなんですが(笑)それがスクリーンに刻まれているかと思います」と明かした。



松坂と共演した冨⼿は「撮影期間の中で、久しぶりにお会いした時に、リョウくんとして全然違う人間になっていたというか。映画とともにリョウくんっていう存在が変わっていったのが、役者として流石だなと思いました。尊敬しました!松坂さんのおかげで、この作品が素晴らしいものになりました!」と絶賛。続けて、「すごくタフで大変な撮影だったのに、バナナ1本しか食べてるところしか目撃してないんです」と暴露。



松坂は「(バナナを食べていたことに)集中できるので。そういう意味で食べてましたね。別に好きではないです(笑)」とストイックな一面をのぞかせた。



桜井は「最初お会いしたのがリハーサルの時なんですが、バーでメジャーカップを指2本で挟んでもつ場面で、ずーっとプルプル震えていた。『不器用なのかな?』と思っていたんですが、作品を観てからは、リョウの無気力さの中に品がある雰囲気を出されていたので、松坂さんの持っている雰囲気がちゃんと役に反映されているというか。本当に素晴らしいなと思いましたね」と松坂の役作りを肌で感じた様子だった。



最後に松坂は「ものすごく余韻が楽しめる作品だと思います。皆さん観終わった後に、最初は面喰らうかもしれないですけど、劇場を出る時には軽やかな会話を繰り広げられるんじゃないかなと。それだけ自信のある作品です!皆さん、宣伝よろしくお願いします!」とメッセージを贈り、イベントを締めくくった。




原作は、性の極限を描いたセンセーショナルな内容を描き、2001年の直木賞候補となった石田衣良の同名小説。恋愛や女性に「興味がない」主人公・森中領が、ある女性から“情熱の試験”として、秘密の会員制ボーイズクラブで“娼夫”として仕事をしていくところから物語が展開される。


伝説となった舞台から引き続き、主人公の森中領を松坂桃李が続投。共演に真飛聖、冨⼿⿇妙、⻄岡徳⾺、江波杏⼦、⼩柳友、猪塚健太、桜井ユキ、⾺渕英⾥何、荻野友⾥、佐々⽊⼼⾳、⼤⾕⿇⾐、階⼾瑠李らが名を連ねる。舞台版の演出を手がけた三浦大輔が監督を務める。


映画『娼年』は4月6日(金)より全国公開


(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会


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