カズレーザー、「親子関係を法的に解消できる法律」を提唱 専門家は反対意見

2025年3月11日(火)23時0分 マイナビニュース


お笑いコンビ・メイプル超合金カズレーザーが、11日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『カズレーザーと学ぶ。』(毎週火曜22:00〜)で、「親子関係を法的に解消できる法律」を提唱した。
毒親や虐待など社会問題になっている令和で、絶対不可侵となっている親子関係に切り込んだカズレーザー。まず介護に関した問題を挙げ、核家族が増えている現代では、親子関係というだけで無料で奉仕する形式が限界を迎えつつあると力説。さらに近年増加する「毒親問題」にも触れ、民法上では親子関係を解消できないことから、自分を虐待していた人間の介護や面倒をみることが義務になってしまっている現状に、疑問符を投げた。
斬新なアイデアに、出演者たちからもさまざまな意見が出るが、文京湯島法律事務所の代表弁護士・小野章子氏は反対と話す。その理由は現場を見ている立場として、本当に問題のある家庭は洗脳のような状態にあることが少なくなく、仮に法律を制定しても、真に救わなければならない人たちを救うことにはつながらない可能性がある、というもの。まずは現在の制度内での改善を目指し、加えて親子であるということで一体化して見られてしまう考え方を社会のなかで変えていく必要があるという。
また、親子の縁切りを望む家族の相談にのる一般社団法人LMNの代表理事・遠藤英樹氏は介護に関する問題をあらためて指摘。子育てと同様、子が親にする扶養義務があるものの、親の老後の面倒をみることは終わりが見えず、また悪化していく一方であることから、その心理的負担ははかり知れないと現状を整理する。遠藤氏からは時代に沿ったかたちの新しい法律など、何らかのアクションが必要という声もあった。
(C)日テレ

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