RAMMELLS、心と身体を揺さぶる“Authentic”な初ワンマンで観客を魅了
2018年3月12日(月)20時0分 OKMusic
2017年12月にアルバム『Authentic』でメジャーデビューしたロックバンド・RAMMELLS(ラメルズ)が、そのリリースを記念した初のワンマンライブを3月9日(金)東京・渋谷WWWで行なった。2015年に真田(Gu)を中心に結成されたRAMMELLSは、紅一点の黒田(Vo&Key)、村山(Ba)、彦坂(Dr)からなる4人組バンド。ブラックミュージックをベースにしながら独自のポップセンスでメロディーとサウンドを紡ぐバンドとして注目を集め、結成から僅か2年でメジャーデビュー。ライブ経歴もさほど多くなかった中で行なわれたこの日の公演もチケットSOLD OUTと、まさに急上昇でその人気が広まっているオルタネイティヴなロックバンドだ。
この日のライブはデビューアルバム『Authentic』に収められている「swim」からスタート。じっくりと重めのビートを刻むリズムに浮遊感のあるメロディーで黒田の声が乗り、心地良いグルーヴを生んでいる中に炸裂する真田の轟音ギター! 一曲目からバンドの持ち味を十二分に発揮して観客を引き込むと、短いMCを挟みながら「image」「Holiday」と一気に3曲を演奏。初ワンマンとは思えない堂々としたパフォーマンスとステージ運びで満員の客席を魅了していった。その手応えはメンバーも即座に感じ取ったようで、観客の拍手に“ありがとう”と返す黒田の表情が満面の笑みだったのが印象的だった。
アルバム『Authentic』の収録曲を中心にしながら進むセットリストの中で特に盛り上がりを見せたのが、リード曲としてMVも作られた「CHERRY」と「2 way traffic」の2曲。「CHERRY」の演奏後に鳴り響いた拍手の大きさと「2way〜」のイントロが始まった瞬間に巻き起こった歓声は、全くタイプの違うこの2曲がRAMMELLSの“Authentic”としてリスナーに受け入れられている証であったと思う。
アルバムからの8曲にインディーズ時代の楽曲、未発表曲「blahblah」、タイトル未定の新曲まで合わせて本編13曲+アンコール2曲。掛け値なしに心と身体を揺さぶられた至福の90分であった。彼らの音楽が“Authentic”かどうか、是非自身の耳で確かめて欲しい。
Text by 甲斐幹人
Photo by Maco Hayashi
【セットリスト】
1. swim
2. image
3. Holiday
4. blahblah
5. Playground
6. slow dance
7. CHERRY
8. Black dot
9. 新曲
10. tower
11. 2way traffic
12. authentic
13. Blue
EN1. Overthinking
EN2. daybreak
アルバム『Authentic』
発売中
CRCP-40537/¥2,315+税
<収録曲>
01.image
02.2way traffic
03.swim
04.slow dance
05.authentic
06.CHERRY
07.AMY
08.playground
09.HERO
10.daybreak