「田村ゆかり BIRTHDAY LIVE 2018」に王国民歴10年の編集者と初参加ライターで参戦してみた

3月14日(水)19時35分 アニメイトタイムズ

「ゆかりん(田村ゆかりさん)が2018年2月24日、25日、27日に武蔵野の森総合スポーツプラザで、「田村ゆかり BIRTHDAY ♡ LIVE 2018 *Tricolore ♡ Plaisir*」を開催するんです。その名の通り、バースデーライブ。せっかくの機会。非常に貴重なライブなので、取材してください」
アニメイトタイムズの編集者・石橋さんから、上記のメッセージが届いたのは2月中旬のこと。スケジュールを確認した結果、25日・27日なら取材可能だった。
彼にそのまま伝えると「参加するなら27日が圧倒的にオススメです」とキッパリ。その理由を聞いてみると、田村ゆかりさんが誕生日当日にライブを行うのは5年振りということらしい。
「2度とないこの日のライブにこれまでにないレポートを書いてほしい」
これが僕に課せられたミッションだ。
「当日は横で解説お願いしますよ?」(川野)
「いや、それは無理です(即答)。僕は3日間全て客席にいるので」(石橋)
なるほど。アニメイトタイムズの編集担当・石橋さんは生粋の王国民(田村ゆかりさんのファン)だった。こんな贅沢な時間を取材席で淡々と見つめることはできないと。1人のファンとして声を熱を届けたい。応援したいという大人の判断である。
「僕は初心者の目線としてライブを振り返った文章を書き上げる。そこにプロの編集者。いや、プロのゆかりんファンとして熱いレビューや情報を更に上乗せする。そういった企画はいかがでしょうか?」(川野)
「いいですね。やりましょう。ゆかりんを長年応援しているファンが見ても、新しいファンの方が見ても楽しめるものにしましょう」(石橋)
こうして我々の忘れられない一日がはじまった。
京王線電車内にて川野:ご無沙汰です。土、日のライブはどうでしたか?
石橋:最高でしたよ。今回、いつもとかなり構成が違っていて、カバー曲やキャラソンを披露したりとこれまでにない感じだったんです。
そして、これは“僕たちファン”の考察なのですが、2日目のライブのラストで歌ったのが松本伊代さんの『センチメンタル・ジャーニー』だったんです。その歌詞に「まだ16歳だから」ってフレーズがあるんですが、ゆかりんって17歳じゃないですか?
川野:(一瞬の間)そうですね。
石橋:(食い気味で)でも、その前に『恋のタイムマシン』を歌っていて。ゆかりんはここで、タイムマシーンに乗って16歳に戻ったんじゃないかと。そして、今日の誕生日で17歳を迎えるんですよ。
川野:なるほど。
石橋:今日って5年ぶりのバースデーライブなんです。僕は前回も行っていたのですが、普通ならサプライズがありますよね? でも、今回はどうなるんだろう。
土、日参加してみたら今までのライブと全く違うので、想像がつかない。そんな心境です。
何か仕掛けがあるなら、会場に入った瞬間に分かると思います。もしも、何もなかったときは“僕たち”のアドリブ力が試されますね。
川野:(この人本気だ…!)
石橋:ゆかりんは自由に色んな楽曲を歌ったり、MCも面白いので、初めての方でも1700%楽しめると思いますよ。開場も新設されたばかりですごくキレイです。まぁ、ゆかりんには負けますけどね。
そうだ。今回も、当日だけ買える限定Tシャツがあるんです。買えたら買いたいのですが、無理だった時のためにファンクラブイベントのTシャツを着てきました。もちろんピンク色のハッピやハチマキはマストアイテムですよ。
川野:なるほど。鑑賞マナーみたいなものはありますか?
石橋:ペンライトは基本的にピンク! ゆかりんは複数の役をライブで演じ分けることもあって、ピンク以外にも青、赤、白なども使われることもあります。今回は演出の都合上、ピンク限定です。
それ以外は普段通りに楽しんでもらえればと。ゆかりんのライブってコールがたくさんあるんですけど、強制するものではなくて。ゆかりんも言っていますが、「それぞれ楽しんでくれればいい」って。なので、気軽に楽しんでください。
“僕たち”の中ではゆかりんがその日楽しければ、成功したライブという考え方ですね。またすごいのがこの3日間、京王線が臨時で飛田給行きの電車を出したんです。他にも改札やホームの随所にもピンク色が散りばめられていて。
すごくないですか? 京王グループを動かすゆかりんって。
川野:確かにそれはすごいですね。石橋さんはいつから田村さんのことを好きに?
石橋:あれは18歳のときですね。それまではヒップホップばかり聞いていたんですけど、こんな素敵な方がいるのかと。話すと長くなるんですけど……。
……そんな会話をしながら飛田給に到着。意外と新宿から近いことにびっくり。
バラードの時の歌声が切なすぎる入り口で石橋さんと別れて会場入り。武蔵野の森総合スポーツプラザの隣りにある味の素スタジアムがピンクにライトアップされているのにも驚いた。
すれ違う方全員がこれからのライブを楽しみにしているのか、非常にいい表情を浮かべているのが印象的だ。ほぼ全員がピンクのハッピやハチマキ。物販で販売されたパーカーやまさかのMA-1ジャケットを着た方もいる。王国民の統制感に田村さんのカリスマ性を感じる。
男女比は男6:女4くらいだろうか。年齢層も幅広い。これだけの層に支持される田村さんは、一体どんなパフォーマンスをするのか。
そんなことを考えていると、ステージに設置されているスクリーンに田村さんへのサプライズ企画を観客に促すメッセージが。『Happy Birthday To You』を一緒に歌う、田村さんがケーキのロウソクの火を吹き消したらペンライトを消灯する、というもの。
スタッフの粋な計らいだ。石橋さんもさぞニンマリとしていることだろう。
18:00。照明が暗転すると、武蔵野の森総合スポーツプラザがピンク一色に。1曲目のイントロが流れ出すと、いきなり曲が変調していき、『Happy Birthday To You』の大合唱からスタートした。
アリーナ・スタンドからの祝福に対して、「ありがと♪」(田村さん)から一曲目の『14秒後にKISSして』へ。2017年にリリースされた『Princess ♡ Limited』の1曲目に収録されている楽曲だ。
 
■□■□■□■□■□■□石橋の解説□■□■□■□■□■□■□■□■
リリースされてから間もない曲はコールがまばらになるのが通例ですが、3日目ともなると王国民の息もバッチリ。「K・I・S・S」とゆかりんにキッスしたい&されたい気持ちをコールで届けます。
前述した通り、コールはマストではないものの、ライブを楽しむ秘訣にもなりますので、好きなパートだけでも覚えておくと思い出が増えることでしょう。
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開始1分で会場に集まった王国民の視線を釘付けにすると、続いて流れたイントロは『17歳』(森高千里さんのカバー)。17歳の誕生日に17歳を歌う田村さん。会場が非常にいい空気に包まれていく。
石橋さんの言ったように、田村さんが17歳になったようだ。
「こんばんわ! 田村ゆかり。17歳です(笑)。『田村ゆかり BIRTHDAY ♡ LIVE 2018 *Tricolore ♡ Plaisir*』に来てくださってありがとうございます!」
田村さんは最終日が3日間の中で1番緊張したと語る。当日スタッフのサプライズでリムジンにて会場入り。さらに控室には飾り付けまで施されているという演出やプレゼントを紹介した。
リムジンには飲み物が用意されていたそうだが、お花を摘みに行きたかったらしく、結局あまり堪能できなかったとか。
思わず笑ってしまったのだが、ここで気づいた。MCがとんでもなく長いのだ。
しかし、楽しげに話している田村さんを見ていると、不思議と飽きが来ない。自身のラジオ番組『田村ゆかりの乙女心♡症候群』をひとりで回しているだけあって、トーク力がバツグンだ。
 
■□■□■□■□■□■□石橋の解説□■□■□■□■□■□■□■□■
「ゆかりんのライブの何がいいのか?」と友人たちと話すことがあるのですが、よく話題に挙がるのが「歌はもちろんいいけど、MCが面白い」ということです。
ゆかりんは、他のアーティストではあまり見ないほどの長尺をMCに費やします。話題は普段の何気ないことがメイン。僕たちが話しても面白くないのに、ゆかりんが話すと面白い。このトーク力は流石ですね。
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「まだ2曲だから次行こっか?」
『ガラスの靴にMoonglow』と『プレゼント』を連続で歌い上げる。『ガラスの靴にMoonglow』では、ガラスの靴をイメージしているのか、片足をピョコッと上げる仕草がなんとも可愛らしい。
『プレゼント』ではトロッコで王国民たちとの距離を縮めつつ、センターステージへ移動し、『Le paradis』を披露する。23日、24日と丸い舞台のままだったセンターステージがリフトアップ。ピンクの光に包まれる会場を上空から見渡す田村さん。
■□■□■□■□■□■□石橋の解説□■□■□■□■□■□■□■□■
ステージがリフトアップする演出は、ゆかりんのライブでたびたび見受けられましたが、実はかなりの高さがあるので結構怖いそうです。
それでもチャレンジするゆかりん……! バラードだから声は出せないものの、拳を握りしめて応援です。
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初心者として、田村さんは明るめな曲が多い印象があった。「ゆかり姫と言われることはあるな」と。
が、『Le paradis』を聞いてみると、バラードの時の切ない声がとても心に響く。すごく引き込まれる。優しさ、切なさ、愛苦しさを感じる。言葉が出てこなくなる。キーボードを叩くのを忘れて、ゆかりんを見つめている僕がいた。
バラエティに富んだ楽曲の数々『Le paradis』からまた雰囲気は変わり、『Don’t wake me☆Up』で楽しげな笑顔を見せるゆかりん。
そして、ダンスミュージック風の4つ打ちが印象的な『Sweet Trap』。2018年2月21日にリリースされたばかりのニューシングルの2曲目に収録されている一曲だ。
■□■□■□■□■□■□石橋の解説□■□■□■□■□■□■□■□■
ゆかりんのすごいところのひとつとして挙げられるのが、様々な楽曲を歌いこなす歌唱力。『Sweet Trap』もそのひとつですが、ダンスミュージックもいけるんです。
『Shooting Star』(「木漏れ日の花冠」収録)、『Luminous Party』(「木漏れ日の花冠」収録)、『LOVE Sick』(「シトロンの雨」収録)などもおすすめ。
一度のライブでバリエーション豊かな楽曲を楽しめるのはゆかりんのライブならではでしょう。
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曲が終わると、モニターには長屋を掃除するゆかりんの姿が。くノ一としてお花屋さんで働いているというストーリーだった。
和室でダラダラしたり、忍法を使って遅刻をごまかしたり、後をつけてきた不審者を忍法で巻いたりと、なんとも自由な空間だ。
 
■□■□■□■□■□■□石橋の解説□■□■□■□■□■□■□■□■
ゆかりんのライブでは、衣装や舞台装置チェンジの際に映像が流れるのが通例です。この映像も見どころで、ストーリー性のあるものや楽曲をイメージしたものなど、スペシャルなゆかりんを楽しむことができます。
これまでは、視聴者がゆかりんの恋人になった気分でデートが楽しめる「バーチャルデート」などもありました(思わずニヤニヤしてしまうおじさん多数)。
今回は、くノ一ゆかりんが忍法を駆使して日常を過ごす映像。序盤は3日間とも同じ映像でしたが、終盤は全日違う映像が! どの日に行ってもそれぞれ違った楽しみ方ができるわけです。
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ショートムービーが終わると、アルバム「木漏れ日の花冠」のラストナンバー『星降る夢で逢いましょう』へ。綺羅びやかな衣装に身を包んだダンサーたちとビッグバンドのミュージックを楽しむゆかりん。スイング系のアレンジが印象的な『だって×2 ウキウキ』へ流れ込んでいく。まさにアイドルだなと感じる圧巻のパフォーマンスだ。
そして、『デイジー・ブルー』。さらにタイトルを発表時点から注目の高かった一曲だという『横顔』へ。バラードコーナーを聴いていると、「彼女の真骨頂はバラードである」、そんな気持ちにさせられる。
■□■□■□■□■□■□石橋の解説□■□■□■□■□■□■□■□■
川野さん、よく気づきましたね。ゆかりんのバラード、本当に良いんです。
ゆかりんのバラードナンバーは失恋を歌った曲も多く、『デイジー・ブルー』『横顔』もそのひとつです。
『デイジー・ブルー』は恋仲だった人との関係を描いた曲です。
『横顔』では、「あなたをひとり待てばいいの?」「涙目でいつも見てる横顔」といった歌詞がズシンと心に響きます。ここまで切なさを表現できるのが驚きです。
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『チェルシーガール』に感情を揺さぶられる先程のコミカルなムービーから一転、幻想的でコンセプチュアルな映像が映し出される。砂時計の砂が落ちるように消えるゆかりん。荒廃したような空間が映し出しているのは、『囀りのない部屋』の世界だ。先程とまったく雰囲気の違いに驚かされる。
再び登場したゆかりんは白と黒を基調にしたドレス。『囀りのない部屋』を歌い上げると、『砂のオベリスク』、『Lost Sequence』と「Princess ♡ Limited」に収録されているシリアスなナンバーを連続で披露する。
一言では言い表せない幻想的な世界。ゆかりんはこんな姿も見せるのか……。見ているこちらの感情の振れ幅も大きい。
このコーナーの締めくくりは1997年9月にリリースされた「WHAT'S NEW PUSSYCAT?」のラストナンバーである『マーメイド』だ。彼女の音楽活動でも草創期の一曲。背後にいた王国民から「懐かしい……」という声が聞こえてきた。
ステージ上はスモークが溢れ出し、まるで雲の上でゆかりんが歌っているようだった。
ここでまた「もしもゆかりんがナースだったら?」というショートムービーのコーナーへ。
後ほど石橋さんに聞いたのだが、初日は「もしもゆかりんが犬だったら?」、2日目は「もしもゆかりんが猫だったら?」という映像だったらしい。気になる女性のナース姿を見ると、どこか背徳感を覚えてしまうのはなぜだろうか?
ところどころで会場から「フー!」と声が上がる。ここで理解した。みんな、ゆかりんに恋をしているのだと。
動画が終わると、2月21日に発売されたニューシングル『恋は天使のチャイムから』を披露。ここまで溜めてきた感情を爆発させるように、観客からの声援も一層熱くなる。
そして、2度目のMCへ突入した。楽屋で関係者の方からいただいた食パンの話をしていると、バースデーサプライズのコーナーへ。ケーキやゆかりんお気に入りの『妖怪ウォッチ』のコマさんが登場。そしてバンドメンバー、ダンサーと写真撮影を行った。
登場したケーキに我慢できなくなったのか「いくよ? 本当にいくよ??」と確認を取り、ケーキをほうばるゆかりん。口の周りがクリームでベトベトだ。会場からは「可愛いよー!」の声が響く。
 
■□■□■□■□■□■□石橋の解説□■□■□■□■□■□■□■□■
ゆかりんの自由なところも大好きです!
誕生日おめでとうございます!
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ケーキを召し上がったゆかりんが続いて披露したのは『Hello Again』。客席からのコールも絶好調だ。『純愛レッスン』に続いて『candy smile』のイントロが流れると、会場の王国民はポンポンを取り出した。こんなライブはじめてだ!
■□■□■□■□■□■□石橋の解説□■□■□■□■□■□■□■□■
応援グッズはペンライトだけじゃないのもポイント。ゆかりんの曲の中には通称「ポンポン曲」「パペット(公式グッズのぬいぐるみ)曲」というものがあり、それぞれのグッズを使って応援することができます。
「ポンポン曲」は『惑星のランデブー』『LOVE ME NOW!』『candy smile』など、「パペット曲」は『恋せよ女の子』『シュガーチューン』などがあります。
盛り上がること間違い無しのキラーチューンです!
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ここでバンド・桃色男爵やダンサー・桃色メイツ、桃色研究生、桃猫団、ゆかり王国オーディエンスのみなさんの紹介へ。会場全体の「好きだよ!」の声で楽曲を締めると、畳み掛けるように『チェルシーガール』を披露する。
落ちサビに向かう直前、コールが発生する。「誰にも負けないこのキモチ ゆかりに向かって咲いている 世界で一番大好きな ゆかりにもっと恋したいー!」。余談だが、記者席の目の前にいた、一見すると大人しそうな女の子がステージに向かって全力で叫んでいた。ゆかりんの魅力マジですごい。
そして、発売されたばかりの『Double Fascination』を歌い上げる。まさにゆかりんの王道とも言える可愛らしい楽曲でライブ本編の幕を下ろした。
懐かしの曲に涙、涙、涙暗転した会場にアンコールの声が響くと思いきや、聞こえてきたのは「ゆかりん」コール。「アンコール」ではなく、「ゆかりん」というのがまたいい。
その声に応えるように登場したゆかりんは、アンコールの一曲目の『ゆかりはゆかり♡』を歌い上げる。「ゆかりはゆかり」「あなたはあなた」という歌詞にグッとくる。
■□■□■□■□■□■□石橋の解説□■□■□■□■□■□■□■□■
キングレコードからMAGES.に移籍後(現在はMAGES.内のレーベルCana aria(カナリア)に所属)、一発目となるライブ「20th Anniversary 田村ゆかり LOVE ♡ LIVE 2017 Crescendo ♡ Carol」で初披露された『ゆかりはゆかり♡』。
このライブは2年3ヶ月ぶり。この期間は「僕たちが好きなものは、いとも簡単に消えてしまうかもしれない」と思ったほど辛いものでした。
しかし、ステージに帰ってきてくれたゆかりんは、笑顔で『ゆかりはゆかり♡』を歌っていました。曲の最後にこんな歌詞が。
「ねぇ ゆかりとずっと一緒だよ?」
僕はおじさんたちと一緒に肩を組んで、一生ゆかりんを応援し続けることを改めて誓ったのでした。『ゆかりはゆかり♡』はそんな1曲でもあります。
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再びMCへ。MCを聞いているのも心地よくなってきた。ここではTVアニメ『ISLAND(アイランド)』の主題歌をゆかりんが担当されることが発表された。さらに王国民へバースデーライブについての所感を確認していく。
「誕生日仕様のライブはどうなの? じゃあさぁ、これ恒例行事にしても文句言わないの? 真ん中くらいでサプライズあるんだよね? って分かってるけどいいの?」
今日という日を楽しんでいる。その言葉に会場全体が暖かい空気に包まれる。
 
ここからはライブの定番曲である『fancy baby doll』(コール:世界一かわいいよ!)から『Fortune of Love』(コール:ゆかりのためならどこへでも!)を披露。客席から飛び出す一体感のある口上。ゆかりん自身を楽しませたい。そのために我々も楽しむんだ! そんな気持ちが客席からヒシヒシと伝わってくる。
「それでは、最後にこの曲を聴いて下さい!」
17歳のバースデイライブを締めくくるのは、2002年8月に発売された3rdシングル『Baby’s Breath』。この曲のイントロが流れた瞬間アリーナ、スタンドから大歓声が巻き起こる。近隣の王国民に目を向けると涙を流している方もいた。
『大切なもの…。大切な人に…。必ず届くからね』
当日、Twitterのトレンドに『Baby’s Breath』はランクインした。なかなか本音を語らないゆかりんが歌に込めたメッセージが会場全体響き渡った。
心に残ったこと3つ言わせて下さい〜ライブ終了後居酒屋にて〜
石橋:お疲れ様でした! どうでした?
川野:はい。これはハマる人の気持ち分かりますね。僕はバラードがすごく好きでした。
石橋:そうでしょう。そうでしょう(ニッコリ)。
川野:石橋さんが今日のライブで印象に残ったこと3つ教えていただいてもいいですか?
石橋:まず、MCですね。「最近は老後の楽しみみたいな感じで自分の好きなことをやっている」と、最後にゆかりんが言いましたよね。※『Baby’s Breath』を歌唱した後、最後のMCにて
川野:はい。
石橋:数年前までのゆかりんは、ライブでもCDの音源に忠実に歌っていた印象なんですよ。それが、ある時期から感情をすごく乗せるようになった気がしているんです。歌い方もすごく変わった。今の自分を曲に乗せている、というか。
“僕たち”がぼんやり受け取っていたものが、今日のMCで確信に変わったんですよ。ゆかりんが、好きなことを形にしようとしているって。どうぞゆかりん好きに歌って下さい。僕たちは着いてきます。そう思いましたよね。
次に幻想的な曲を歌っていたパート(『囀りのない部屋』から『マーメイド』のくだり)です。今彼女がやりたいことのひとつは、こういうことなんだと。アイドル性の高いというか、いわゆる求められるゆかりんじゃなくて、彼女自身が発信したいものがすごく伝わってきた。これは嬉しいですよ。
川野:最後は?
石橋:やっぱり『Baby’s Breath』です。僕は今日、最後の曲まで笑顔で応援していたんです。でも、これは一気にきちゃいました。イントロから涙が止まりませんでした。でも応援しなきゃって気持ちで、ハッピが涙でデロデロでしたよ。
ゆかりんって歌う時の気持ちを大切にしていて。共感できる歌以外はあんまり歌わないんですよ。この曲も歌ったのは本当に久しぶりで。それだけに、こみ上げてくる気持ちを抑えきれませんでしたね。
川野:確かに。周りの人たちも泣いている人多かったです。好きな人の頑張る姿を見て、感動するってなんだか良いですね。
石橋:そう言ってもらえると嬉しいです。どんどん新しいファンが増えて、どんどんゆかりんがやりたいことができるようになって、どんどんみんなで楽しむことができたら面白いですよね。今回、川野さんに声をかけたのも、そういう理由ですよ。いろんな人にゆかりんを知ってもらいたい。
川野:今回、すごく素敵なライブでした。次のライブもぜひ、声掛けてくださいね?
石橋:いやいや。次からは自分でチケット買うか、僕に頼んでくださいね。
今日から川野さんも王国民なんですから。厳密にはまだ、ゆかり王国への旅行者ってところですけど(笑)。
 
[編集者役・石橋悠 新人記者役・川野優希]
セットリスト1.Happy Birthday To You〜14秒後にKISSして〜
2.17歳(森高千里)
3.ガラスの靴にMoonglow
4.プレゼント
5.Le paradis
6.Don\'t wake me☆Up
7.Sweet Trap
8.星降る夢で逢いましょう
9.だって×2 ウキウキ
10.デイジー・ブルー
11.横顔
12.囀りのない部屋
13.砂のオベリスク
14.Lost Sequence
15.マーメイド
16.恋は天使のチャイムから
17.Hello Again
18.純愛レッスン
19.candy smile
20.チェルシーガール
21.Double Fascination
【Encore】
22.ゆかりはゆかり♡
23.fancy baby doll
24.Fortune of Love
25.Baby's Breath
http://www.tamurayukari.com/ (田村ゆかりオフィシャルウェブサイト)
https://twitter.com/yukari_tamura (田村ゆかりTwitter)

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