北米の週末興収、史上ワースト2位を記録へ 同時多発テロ発生時より低い売り上げ

2020年3月16日(月)13時30分 シネマカフェ

AMC theater Photo by Mario Tama/Getty Images

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北米の映画業界が新型コロナウイルスの影響で、アメリカ同時多発テロ発生時を上回る大打撃を受けている。

月曜日(現地時間)を迎えるまでは「確定」とはならないが、「Comscore」によると3月13日から15日までの北米のチケットの売り上げは、5530万ドル。過去20年でワースト(最低)の見込みだ。2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ後でも、最初の週は6630万ドル、翌週は5970万ドルと、先週より売り上げている。

これまでの史上最低記録は2000年9月15日から17日までの5450万ドルで、当時はキアヌ・リーヴス主演の『ザ・ウォッチャー』、ジェイミー・フォックス主演の『ワイルド・チェイス』、キルスティン・ダンスト主演の『チアーズ!』などが上映されていた。

史上最低2番目の売り上げ記録となった先週は、ピクサーの『2分の1の魔法』(第1位)、K・J・アパ主演の『I Still Believe』(第2位)、ヴィン・ディーゼル主演の『Bloodshot』(第3位)などが上映。

『2分の1の魔法』は先々週に公開が始まり、4000万ドルを売り上げたが、先週末は1050万ドルと売り上げが74パーセントも落ち込んだ。通常なら3月中旬といえば子連れファミリーが映画館に行く時期でもあり、このジャンルの映画は十分に売り上げが見込める。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの映画館が閉鎖されていたり、外出を控える人が増えているため、このような結果となったとみられる。

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