元財務官僚・森信氏 財務省の“都市伝説”に言及「消費税、たばこ税、酒税...私は増税した。だけど出世は」
2025年3月16日(日)17時21分 スポーツニッポン
元財務官僚で主税局総務課長などを務めた森信茂樹氏が16日、テレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。財務省の“都市伝説”に言及した。
作家でエッセイストの阿川佐和子さんが「財務省にいると、増税すると出世できるけども、減税すると出世できないというのは本当なんですか?」と質問すると、森信氏は「それはねえ、私は財務省のこの都市伝説の最たるものでね」と切り出し、「私、実際に主税局で5年、課長をやりまして、消費税3%から5%の時の担当課長なんですよ」と告白。
さらに「たばこ税も上げました。国鉄清算事業団のあれ(債務)解消するためにたばこ税を上げたんですよ。それから焼酎とウイスキーで(酒税の格差があったため)WTOから違反だと言われて、焼酎(の税率)を6倍に上げさせられました。それから、さらに発泡酒。ビンと発泡酒で(税率が)差があったので小さくしました」と次々と自身の“増税実績”を上げた。
そして、「つまり増税したんですよ。だけど、出世しなかったですね」と言い、「でも、周りの人は、昨年だってね、岸田減税やったり、その前は賃上げ減税やったりして、みんな偉くなってますよ」と財務省の“都市伝説”を否定していた。