国民民主・玉木雄一郎代表 石破首相の商品券問題「“財源がない”などと言いながら10万円をポンと」
2025年3月16日(日)9時45分 スポーツニッポン
国民民主党の玉木雄一郎代表が16日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。石破茂首相の事務所が自民党衆院1期生15人との会食に際し、土産名目で1人当たり10万円分の商品券を配った問題についてコメントした。
首相は15日、視察先で、商品券は議員と家族をねぎらう趣旨だったとして「法に触れるものではない」と記者団に強調。その上で「一般の理解を得られたとは思っていない。法的な問題と感情として納得できるかどうかは全く別だ。ひたすら誠心誠意努力する」と語った。
一方、国民民主党の玉木雄一郎代表は、首相の説明が不十分だとして衆院政治倫理審査会への出席を提案し「疑念が払拭できなければ、首相の地位に居続けることは難しい」と指摘。立憲民主党の野田佳彦代表は「社会通念上、あまりに金額が多い」と批判している。
梅津弥英子アナウンサーが「この話を聞いて最初にどう思いましたか?」と聞かれ、玉木氏は「残念でしたねえ。というのは、石破さんというのは、なんで石破さんが総理になったかというと、前の岸田政権の時にいろいろ政治とカネの問題があって、これだと衆議院選挙を戦えないとかいろいろなことがあってお辞めになられて、それで総裁選挙が行われて選ばれたのが石破さん」と指摘。
「やっぱり党内野党として今までの自民党とは違う、ある意味、庶民に寄り添ったいろんな発言とかをされてこられたので、石破さんなら政治とカネの問題を払しょくできるんだという期待の中で生まれた総理なんですけど、“石破、お前もか”みたいになっているところがね、やっぱり国民の期待も裏切ってるし、これから政治資金規正法の再改正の大事な局面を迎える中でこういうことを言われ続けるのは、改革にも非常に後ろ向きな影響を与えてしまうということになる」と自身の受け止めを話した。
そして、「私も103万の壁を178万に上げようとか、物価高騰で苦しんでいるので、1万円でも2万円でも手取りを増やそう、あるいはガソリンの減税をして安くしようと言っている中で、財源がない、再来年度から、といろんなことを言いながらなかなかできないのに10万円でポンと渡しているってことのズレ、こういうことに対して国民が非常に怒りと不満を持っておられるなというのは感じますね」と述べた。