広瀬すず、3年間ともに歩んできた仲間と“ちはやふる”を卒業「本当にこの作品が大好きです!」

2018年3月17日(土)13時22分 映画ランドNEWS

映画『ちはやふる -結び-』初日舞台挨拶が17日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、キャストの広瀬すず野村周平新田真剣佑上白石萌音矢本悠馬、森永悠希、優希美青、佐野勇斗、清原果耶、松岡茉優、賀来賢人、監督の小泉徳宏が登壇した。



イベントでは、サプライズで小泉監督からキャスト陣へ卒業証書の授与が行われた。清原、優希らが涙を流す中、小泉監督から広瀬へ「あなたは『-上の句-/-下の句-』で16歳から17歳になり、『-結び-』で19歳になり、もう少しで10代が終わり20歳になりますね。『ちはやふる』とともに成長してきたと言っても過言ではないと思います。これからレジェンド女優になっていくであろう、初期のあなたと主演映画を3本も撮れたことを誇りに思います。運命だと思います」



「いつかこの作品も遠い過去の出来事になって、長い人生の中で忘れることもあるかと思いますが、それで良いと思います。ちょっと心配なのは、誰もが驚くような才能を持っているんだけど、それだけである程度良いところまで突っ走ることができること。いつか壁にぶち当たる時が来るかもしれない。だけど、そんな時はこの作品を観て欲しい。俺が言いたいことは全部映画に詰まっています。この映画は本当に君らが初心に戻れるように、その一瞬を永遠に止めたようなもの。いつかまた観て欲しいです。必ず力になります。本当の強さを身につけて、これからも女優の道を邁進していってください」と感謝の気持ちが読み上げられると、卒業証書を受け取った広瀬は小泉監督とハグを交わし、清々しい表情を見せた。



広瀬は「公開されたこと=私たちの卒業。正直実感はないんですが、公開されてからスタートのものが、その感覚になれなくて…寂しいとかを通り越して、ある意味すごく気持ちが良いです!この作品に出れたことで、自分の中でなんとなく始めていたお仕事が『やりたいこと見つかったかな』って思った瞬間も、この3年間であって…役を通し越して、ここにいる皆さんと本当の仲間になれたことが、自分の中で何よりもの支えになっています」と感慨深くコメント。



続けて、「こんなしんみりしても…やだね!やめよ(笑)」と共演した仲間たちを見て笑顔をのぞかせ、「きっとこの仲間とは終わらないし、むしろ色んなことを一緒に感じていきたい!またどこかで『ちはやふる』の中に生きてるんだなって思ってもらえるように…本当にこの作品が大好きです!手に届かないところまで、この『-結び-』が届いていったら良いなと思います!」と笑顔を浮かべた。




“競技かるた”を題材にした少女コミックスにも関わらず、年代や性別を超えて共感を集め、累計発行部数2100万部(既刊35巻)を超える国民的大ベストセラーとなった「ちはやふる」(末次由紀/講談社「BE・LOVE」連載)。完結編となる『ちはやふる -結び-』では、千早(広瀬すず)太一(野村周平)新(新田真剣佑)らが高校3年最後の全国大会を目指す、瑞沢高校競技かるた部の忘れられない夏が描かれる。


広瀬すず、野村周平、新田真剣佑をはじめ、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、清水尋也、優希美青、佐野勇斗、清原果耶、松岡茉優、賀来賢人らが出演する。監督を前作「上の句」「下の句」に引き続き、小泉徳宏が務め、主題歌も同様にPerfumeが担当する。



映画『ちはやふる -結び-』は全国東宝系にて公開中


©2018 映画「ちはやふる」製作委員会 ©末次由紀/講談社


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