「ふてほど」新作SPで来春2年ぶり復活決定!阿部サダヲ歓喜&台本絶賛「宮藤さん流石」主要キャスト続投

2025年3月17日(月)4時0分 スポーツニッポン

 タイトルの略称「ふてほど」が昨年の「ユーキャン新語・流行語大賞」年間大賞に選ばれるなど、大旋風を巻き起こした昨年1月期のTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」が、来春に新作スペシャルドラマとして約2年ぶりに放送されることが決定した。主演の阿部サダヲ(54)ら主要キャスト、脚本の宮藤官九郎氏(54)、昨年6月にTBSを退社したプロデューサーの磯山晶氏(57)も続投。昭和と令和を舞台にしたタイムトラベルもので、連続ドラマ最終回(昨年3月29日)の続きが描かれる。阿部は「また集まれるんですね!うれしい!」と再集結に喜び。ファン待望の復活は再び大反響を呼びそうだ。

 <※以下、ネタバレ有>

 宮藤氏がオリジナル脚本を手掛けたヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の宮藤氏&阿部&磯山氏が「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与えた。

 毎回、昭和と令和のギャップなどを小ネタにして爆笑を誘いながら、「多様性」「働き方改革」「セクハラ」「既読スルー」「ルッキズム」「不倫」「分類」、そして最終回は「寛容」と社会的なテーマをミュージカルシーンに昇華。コンプラ社会に押し付けがましくなく一石を投じる宮藤氏の意欲的な筆が冴え渡り、“不適切”な表現を可能にした革命的な「注釈(お断り)テロップ」とともにSNS上で大きな話題を集めた。連ドラ終了時には「ふてほどロス」が起こり、続編やスピンオフ制作が期待された。

 連ドラ最終回(第10話)は「アップデートしなきゃダメですか?」。タイムマシンバスを使い切り、ついに令和から昭和に帰った市郎。年が明け、1987年(昭和62年)、未来から井上教授が現れ「好きな時代に行きましょう!」とタイムトンネルに誘われる——。

 市郎はどの時代に向かったのか。タイムスリップ先で再び“不適切”な言動を繰り返し、人々をかき回すのか。SP版のストーリーの詳細は明らかにされていない。

 阿部をはじめ、犬島渚役の仲里依紗、秋津睦実(ムッチ先輩)/秋津真彦役の磯村勇斗、小川純子役の河合優実、向坂キヨシ役の坂元愛登、井上昌和役の三宅弘城、マスター(1986年)役の袴田吉彦、安森役の中島歩、栗田一也役の山本耕史、犬島ゆずる役の古田新太、向坂サカエ役の吉田羊と、連ドラ版の主要メンバーが引き続きそろって登場することも発表された。

 宮藤氏は「そうそう懐かしい〜、とすら感じない素早さで彼らが帰ってきます。思ってても言いづらいことズバズバ言うし、チョメチョメしそうになるし、内容的にもスケールも、大して変わらないままお届けします」と予告。

 既に撮影は始まっており、磯山氏は「とにかく“面白い!”と励ましてくださり、“頑張れ!”と応援してくださった皆さまへの恩返しの気持ちを込めて、『不適切にもほどがある!』スペシャルを制作いたします」と感謝。「クランクアップからおよそ1年、久しぶりのような、そんなでもないような、なぜか少し気恥ずかしい気持ちでミュージカルシーンの歌録りが始まっています」と恒例シーンの継続も明かした。

 ヒットメーカーの磯山氏は昨年7月、「Netflix」との5年契約を発表。作品は24年のうちに20冠の受賞ラッシュ。今年3月には、阿部が芸術選奨文部科学大臣賞(放送部門)に輝いた。TBSと韓国の制作会社Basestory社が契約を締結。韓国版リメークの制作も決定している。

 ■阿部サダヲコメント

 小川市郎役、阿部サダヲです。「ふてほど」がスペシャルドラマに!また集まれるんですね!うれしい!どんな感じになるんだろう?まず連ドラの最終回を思い出して、SPの台本を読みました。…いやぁ、やっぱり宮藤さん、流石です!1回読んだだけではよく分かんない(笑)。面白い!どうやってやるんだろ?楽しみです。走って、歌って、踊って、ノックして、いろんな小川市郎の顔をお見せできるように頑張ります!お楽しみに!

スポーツニッポン

「新作」をもっと詳しく

「新作」のニュース

「新作」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ