いしだあゆみさん死去 甲状腺機能低下症とは 疲れ、むくみ、心臓の機能低下...症状は多岐に
2025年3月17日(月)16時0分 スポーツニッポン
歌手のいしだあゆみさんが11日、甲状腺機能低下症のため、都内の病院で死去した。76歳。17日に所属事務所が発表した。
事務所によると、葬儀は近親者でのみ済ませ、香典、供花、供物などは辞退する。故人の遺志で、お別れの会を開催する予定もないという。
いしださんは「ブルー・ライト・ヨコハマ」のヒットなどで知られ、女優としても活躍。フジテレビ「北の国から」で田中邦衛さん演じた五郎の妻やTBS「金曜日の妻たちへ」での名演でもお茶の間の人気を博した。
いしださんが患っていた甲状腺機能低下症とは、喉ぼとけ近くにある甲状腺ホルモンを作り出す甲状腺が慢性的に炎症し、甲状腺ホルモンが出なくなり、活動が大きく低下する病気。
症状は多岐にわたる。代謝が落ちて疲れやすくなったり、寒さに弱くなり、むくみ、声のかすれ、心臓の機能低下、体重増加などが認められるなど、生命を維持する多くの活動に影響する。いずれの年代にも表れ、特に女性は年齢が上がるにつれて増えるといわれる。