シュールな墓参り?『フェアウェル』初の本編映像到着

2020年3月18日(水)17時0分 シネマカフェ

『フェアウェル』(C)2019 BIG BEACH, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

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第77回ゴールデングローブ賞でオークワフィナがアジア系女優初の主演女優賞を受賞する快挙を成し遂げた、スタジオ「A24」が贈る心温まる家族の感動の実話『フェアウェル』。この度、墓参りシーンを切り取った本作初の本編映像が到着した。



今回到着した映像には、一家で墓参りするシーンにて、翌日に結婚する孫夫婦が幸せに暮らせるよう祈る、主人公ビリー(オークワフィナ)の余命僅かな祖母・ナイナイの姿が。続けて、夫の早すぎる死を嘆き、天国で安らかでいることを祈り、息子が仕事で成功を収めることを祈り、孫の幸せな未来を祈り…と墓参りで祈り続けるナイナイ。そしてその都度三礼し、一家の面々も神妙な面持ちでそれに続くも、ナイナイの妹からは「まだ続けるの?めまいが」とツッコミが。シュールさが笑いを誘うシーンとなっている。


本作は監督のルル・ワンの実話を基に製作されているが、本シーンで登場しているお墓は、実際にルル・ワン監督の祖父のものだという。

また、中国の法事には独特の文化が。特に変わっているのは、本作の予告編でも印象的な「泣き屋」や、墓参りでの飲食。

中国の葬式では、雇われたプロの「泣き屋」が率先して泣き叫び、参列者が悲しみを押し殺さずに泣けるよう促す。なんと、1回の葬式に50〜60人の泣き屋が同席することもあるというから驚きだ。

また、墓参りの際には、墓の前にゴザやシートを敷き、近況報告や子どもの顔を見せながら、お供え物やあらかじめ作ってきた料理を食べる習慣が。これは日本の一部地域にも伝わっており、沖縄では毎年4月に行われる先祖祭「清明祭」にその習慣があらわれるという。


『フェアウェル』は4月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。

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