『べらぼう』次回予告。いよいよ始まる俄祭りを前に覆面作家<朋誠堂喜三二>を追う蔦重たち。踊りの輪の中、動きを止めた女郎・うつせみの前に立つのは…
2025年3月18日(火)15時50分 婦人公論.jp
(『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』/(c)NHK)
大河ドラマ『べらぼう』予告
横浜流星さん主演で、2025年放送予定の大河ドラマ『べらぼう』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。
第11回「富本、仁義の馬面」が3月16日に放送。その最後に流れた第12回「俄(にわか)なる『明月余情』」の予告が話題になっています。
*以下「富本、仁義の馬面」の放送内容のネタバレを含みます。
●「富本、仁義の馬面」あらすじ
『青楼美人合姿鏡』が高値で売れず頭を抱える蔦重。
親父たちから俄祭りの目玉に浄瑠璃の人気太夫・富本豊志太夫/午之助(寛一郎さん)を招きたいと依頼される。
そこで、りつ(安達祐実さん)たちと芝居小屋を訪れ、午之助に俄祭りの参加を求めるが、過去吉原への出入り禁止を言い渡された午之助は、蔦重を門前払いする。
そんな中、鳥山検校(市原隼人さん)が浄瑠璃の元締めだと知った蔦重は、瀬以(小芝風花さん)のいる検校の屋敷を訪ねることに…。
次週予告
*以下、本編直後に流れた次週予告
「喜三二。朋誠堂喜三二。」と話す源内。
<喜三二>らしき人物を囲んで笑顔を見せる蔦重、勝川春章、北尾重政。
男性へ「喜三二大明神様!」と手を合わせる鱗形屋の一家。
画面下には<覆面作家を探せ>の文字が流れる。
歩きながら「面白えこと言ってくんだよな!蔦重ってのは」と『金々先生栄花夢(きんきんせんせいえいがのゆめ)』の作者・倉橋格<恋川春町/岡山天音さん>に話しかける男性。
それから吉原で開催された「俄」の祭りの様子が映し出される。
誰かを見つけて動きを止めるうつせみ
「この野郎!」と憤りながら立ち上がる吉原の若木屋(本宮泰風さん)。
揉める男性たち。
「この祭り、勝てる!」と喜んだ様子を見せる大文字屋。
「鳥が啼く東の花街に…俄かの文字が整いはべり」の声を背景にめくられる本、雀踊りを舞う女性たち、歌う午之助が続けて映り、踊りの衣装をまとった女郎・うつせみが、誰かを前に動きを止める姿が…。
その下に<俄で吉原を統一せよ>の文字が流れる。
楽しみにしててくだせえ!
盛り上がる祭りの光景が再び画面に映し出される。
そして人が殺到するつたやの店先。
その中では「すぐに次の売り出すんで…楽しみにしててくだせえ!」と気炎を揚げる蔦重の姿が——。
ーーー
大河ドラマ第64作となる『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった、”蔦重”こと蔦屋重三郎が主人公。
蔦重を演じるのは、NHKドラマ初出演となる横浜流星さん。脚本は、連続テレビ小説『ごちそうさん』大河ドラマ『おんな城主 直虎』などを手掛けた森下佳子さん。
さらに語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として、綾瀬はるかさんが担当する。
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