金子恵美氏 商品券問題で土産文化に言及「政治全体であることかな」 選挙戦での実体験も告白

2025年3月18日(火)15時48分 スポーツニッポン

 元衆院議員の金子恵美氏(47)が18日、TBS系「ゴゴスマ〜GO GO!smile〜」(月〜金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、石破茂首相の商品券問題について解説した。

 石破首相は3日に公邸で開いた自民党衆院1期生議員15人との会食に際し、首相事務所が土産名目で1人当たり10万円分の商品券を配っていた。複数の出席者らが証言し、首相も事実関係を認めている。首相は国会でも野党側から厳しく追及されているが、「本当に苦労した方々に、“できたらハンカチでも買ってね、お菓子でも買ってね”という思いだった」などと、世間一般の金銭感覚からはズレまくった答弁をしている。

 首相は13日夜、記者団に対し「法的には問題ないと認識している」と強調したが、党関係者によると、受け取った15人全員が後日、商品券を返却したという。

 こうした政界のお土産文化について、金子氏は「商品券だけでなく、スーツの仕立券とか旅行券とかいろいろあったなあと思います」と、慣例化していたことを打ち明けた。さらに「私が知る限りは永田町だけじゃなくて、政治全体であることかなと思っていて」とも語った。

 こうした慣例について金子氏は、衆院選に初出馬した際の経験談を明かした。「国政選挙に初めて挑戦する時に、地方議員の方々がなかなか協力してくれないということで、先輩県議に相談したら、“選挙区の地方議員の方々と食事の機会を持って、最後に帰りにお車代と言って10万円を渡すくらいしたら、次の日から協力してくれるよ”とアドバイスされて。こういうことがされていたのかなと」。ばらまきありきで話をされたといい、「私はしなかったので、応援はなかなかしてもらえなかった」と明かした。

 国民の中に政治とカネへの不信感が充満している中で、党内野党的なポジションだった石破首相による、今回の問題。金子氏は「時代が変わって、石破さんは田中角栄先生を大変、尊敬してらっしゃいますけど、そういう金権政治的なものは今はないんだよって」と指摘した。さらに「むしろ今、政治改革しているさなかなので、そこで石破さんに期待している国民が多かったのに、その石破さんがこういう鈍感すぎるようなことをしてしまったというのが、国民の皆さんから残念に思われている」と見解を示した。

スポーツニッポン

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