Hey! Say! JUMP知念侑李、『坂道のアポロン』原作者からの手紙に感涙「ホッとしました」

2018年3月19日(月)19時46分 映画ランドNEWS

映画『坂道のアポロン』公開御礼イベントが19日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、キャストの知念侑李(Hey! Say! JUMP)、中川大志小松菜奈、監督の三木孝浩が登壇した。



登壇者にはサプライズで、原作者の小玉ユキからの手紙が代読された。各々が涙を流す中、「坂道のアポロンという物語を描いてよかった。そして知念さんと薫が出会ってくれてよかった、と心から思います。一生ものの素晴らしい映画を、ありがとうございました」との言葉が。



知念は、大粒の涙を流しながら「いやぁ…恥ずかしい!小玉先生に、1番喜んでいただけたのが本当に嬉しいです。ホッとしました」と感涙。「人前で泣かないって決めていたのに(笑)ちょっと恥ずかしいです」と涙を拭いていた。



原作者・小玉ユキ 手紙全文




知念侑李さんへ


眼鏡をかけた七三分けの秀才で、ちょっとひねくれた60年代の高校生。


そんな役に、普段は輝かしい舞台で歌って踊るお仕事をされている知念さんが、こんなにぴったりとはまるとは思っていませんでした。知念さんは謙遜して衣装とヘアメイクのおかげと仰るけれど、そんなことはありません。薫というキャラクターを理解し、演じながら、内側から薫に共鳴してくださっていたのだと思います。そうでなければ、あんなに細かい演技の隅々までに薫を感じることはないと思います。いろんな目の表情、メガネを外して涙を拭く動き、袖のまくり方、話し方、歩き方…そしてピアノを楽しそうに弾く姿。すべてに薫が宿っていて、メガネを外した時の顔の美しさとともに、実写になった喜びを感じさせてもらえる演技でした。


ピアノについては、スタッフさんから知念くんの上達ぶりすごいです、すごいです、と言われるばかりでなかなか弾く姿を拝見できなかったので、撮影現場で初めて演奏を見たときは本当に感動しました。あのジャズの即興的で複雑なアレンジを、必死な感じではなく、楽しそうに、千太郎と目を合わせながら弾いている姿を見て、これは大変な映画になるぞ、と思いました。


映画で見る演奏シーンは本当に素晴らしく、何度見ても鳥肌が立ち、拍手を送りたくなります。


初めての主演映画ということで緊張されていた、と聞いたのはクランクアップの報告を受けた時が初めてでした。現場でお会いした知念さんは常に何かのリズムを刻んでいたり、ぼそっと面白いことを言ったり、変な踊りを踊ったり、撮影の合間に映画に出てこない曲を覚えてきたと言ってさらさらと弾いて見せたりと、いつもリラックスした雰囲気だったので、クランクアップのときに感極まって泣いたと伺ったときは驚いてしまいました。


大分の撮影の時にスタッフさんから聞いた話では、撮影中に苦難が訪れたときにも、知念さんは周りを気遣い、ユーモアをもって場を明るくしていたと伺いました。この映画の主演として、座長として、プレッシャーと闘いながらこの映画を引っ張っていってくださったことに心から感謝します。


坂道のアポロンという物語を描いてよかった。


そして知念さんと薫が出会ってくれてよかった、と心から思います。


一生ものの素晴らしい映画を、ありがとうございました。




本作は、長崎県・佐世保市を舞台に、父を亡くし周囲に心を閉ざしてきた高校1年生の西見薫が、初めてできた親友、初めての片思い、そして“ジャズ”との出会いによって成長していくさまを描く青春ラブストーリー。都会から引っ越してきた転校生で、周囲に心を閉ざしがちな主人公・西見薫を、映画単独初主演となる知念侑李が演じる。


共演に、学校一の荒くれ者で“札付きの不良”と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎役に中川大志、千太郎の幼馴染で薫が想いを寄せる心優しい女の子・迎律子役に小松菜奈が扮するほか、ディーン・フジオカ、真野恵里菜、中村梅雀らが名を連ねる。監督を『先生!』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『僕等がいた(前篇・後篇)』『陽だまりの彼女』『ホットロード』などで知られる三木孝浩が務める。


映画『坂道のアポロン』は全国公開中


(C) 2018 小玉ユキ・小学館/映画『坂道のアポロン』製作委員会


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