「ファンの気持ちを誰よりも知っている」 AKBの復権を託されたのは、21歳の新総監督・向井地美音だった

3月20日(水)19時32分 J-CASTニュース

総監督就任に向けて決意表明するAKB48の向井地美音さん(2019年1月撮影)

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AKB48グループの3代目の総監督に指名されていた向井地美音(むかいち・みおん)さん(21)が、2019年4月1日付で正式に役割を引き継ぐことになった。現総監督の横山由依さん(26)が3月19日に東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた公演で発表した。

初代総監督の高橋みなみさん(27、16年卒業)は、横山さんを総監督に指名してから実際に引き継ぐまでに1年をかけたが、向井地さんが総監督に指名されたのは18年12月。半分以下の5か月弱での引き継ぎだ。運営側との協議で、早期に総監督交代を進める方針が決まったためで、向井地さんへの期待の高さの反映だとも言えそうだ。そんな向井地さんは、19年1月のコンサートで、先代の高橋さんや横山さんにはない、自らの「強み」を説いていた。




コンプレックス乗り越えた「センター試験」



初代総監督の高橋さんは14年12月8日の9周年公演で、卒業発表とともに2代目総監督として横山さんを指名。実際に横山さんに総監督が引き継がれたのはちょうど1年後の15年12月8日の10周年公演だった。横山さんは、向井地さんへの引き継ぎの期間が短くなった背景について、


「最近、運営の方とミーティングさせていただく中で、早い段階で総監督をバトンタッチして、新しいAKB48をつくっていった方がいいんじゃないかな、という話になりました」

と説明。先輩から受け継いだグループのバトンを後輩につないでいくために「死ぬ気でやってほしい」と激励すると、向井地さんは「この先ずっと48グループが続くように」頑張っていきたい、などと応じた。



向井地さんはこの日の劇場公演では多くを語らなかったものの、19年1月19日に都内で行われたコンサートで、約3分半にわたって総監督就任に向けた決意表明のスピーチをしている。ここに「3代目総監督」像を読み解くヒントがありそうだ。


AKB48のコンセプトのひとつが「夢への通過点」で、他のメンバーが卒業後の夢を語るなか、向井地さんにはそれができないことがコンプレックスだった。なぜならば、


「大好きなAKBに入ること、そして、メンバーやファンの皆さんと一緒に楽しく活動できること、それ自体が私の夢だったから」

だ。


そんな中で、AKB48グループの知識を問う「センター試験」(18年3月)が、向井地さんにとって転機になった。向井地さんは400人以上参加したメンバーのうち、2位に圧倒的な差をつけて1位を獲得。ファンの喜ぶ様子を見て「初めて自分のAKB48愛に、自信と誇りを持てた気がした」たという。向井地さんが、唯一の「これまでの偉大な総監督にはない強み」として挙げたのが「AKBに入るずっと前から、本当にAKBが大好きだったこと。みなさんとまったく同じ1人のAKBファンだったこと」だ。




「毎週のように公演応募しては干されてた中学生時代」



実際、向井地さんのファンぶりは筋金入りだ。向井地さんが15期生としてAKB48に加入したのは13年のことだが、17年1月のツイートでは、12年11月のメールのスクリーンショットつきで


「AKB加入前のチケセンからのメールが大量に出てきて衝撃なう」

と、過去のメールを見返した時の驚きを明かした。AKB48の劇場公演では「チケットセンター」(チケセン)と呼ばれるウェブサイトでチケットを申し込むが、このときは「余裕の落選」。


「毎週のように公演応募しては干されてた中学生時代」

だったと、ファン時代を懐かしんだ。「干される」とは、チケット購入の抽選で落選することを指す。ツイッターのプロフィールには「桜の木になろう新規です」とも。「『桜の木になろう』(11年2月発売)という楽曲をきっかけにAKB48のファンになった」の意味だ。



向井地さんは


「だから私は、ファンの方の気持ちを誰よりも知っているつもりです。そんな私だからできる、私らしい総監督になりたいと思っています」

「AKBにとって私はほんの1部ですが、私にとってはAKBがすべてです」

「このグループを応援していて、もっともっと楽しいと思ってもらえるように、夢や希望を届けられるように、すべてを懸けて頑張る」

などと意気込む。NGT48をめぐる問題でグループ全体に対する信頼が揺らぐ中でのバトンタッチだ。決意表明ではNGT問題について直接の言及はなかったものの、総監督としていかにファンに寄り添えるかも問われそうだ。

J-CASTニュース

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