コンビ愛あふれる、ゆいかおりのライブツアー「Starlight Link」千秋楽公演レポート

3月21日(火)18時30分 アニメイトタイムズ

 2017年2月11日(土)、東京・国立代々木競技場第一体育館にて、声優アーティストとして活動する小倉唯さん、石原夏織さんからなるユニット・ゆいかおりによる『ゆいかおりLIVE TOUR「Starlight Link」supported by JOYSOUND』の最終公演が開催されました。

 1月9日の愛知公演を皮切りに、宮城、大阪とめぐっての東京公演。前日、2月10日に小倉さんは自身のブログで「初めての国立代々木競技場第一体育館です!(略)今までのライブ会場でもワンマンでは1番大きなステージになるので、少し緊張してしまうと思います」と綴っていたように、パシフィコ横浜、幕張メッセ、そして日本武道館と、着実にそのステージを広げてきたふたりにとっても、新たな節目の公演となりました。 
星降る中で、定番のキラーチューンまでを一気に!
 オープニングで宇宙を駆ける汽車にゆいかおりが乗った映像が流れると、今回のツアーすべてで幕開けを飾った『星降る夜のハッピーリンク』で、ライブがスタート。ツアータイトルの「Starlight Link」にかかった選曲ですが、これまでライブ後半戦やアンコールで披露されてきた曲だけに、息の長いファンには驚きのスタートだったことでしょう。

 会場に星型のモチーフが舞い降る中、ゴールド×ホワイトの衣装をまとった石原さんは「みなさん、今日は私たちと一緒に最高に楽しんでいきましょう!」と観客に呼びかけます。休むことなく『Shooting☆Smile』へ続くと、客席のボルテージも高まる中、ゆいかおりのふたりは危なげない歌とダンスで応えます。 
 さらには名古屋公演ぶりとなる『ウェィカッ!!』。定番のキラーチューンとして人気の高い曲だけに、観客からは嬉しい悲鳴が上がります。以前よりパフォーマンスや曲中のセリフに余裕と遊びが生まれたようで、ゆいかおりの成長を感じさせる瞬間でした。

最新曲も披露! 小倉さん「早替えってちょっと恥ずかしい……」
 MCをはさみ、ゆいかおりはステージの左右に分かれ、『恋するストール』『marble』を披露。ライブ仕様とも思える重低音が増したサウンドに、落ち着きを含んだゆいかおりの歌声が乗り、安定してサイリウムを振れるひと時になっていました。

 そして、会場が暗転する中、TVアニメ『AKIBA'S TRIP』第1話EDテーマであり、ゆいかおりとしての最新曲でもある『B Ambitious!』のイントロが流れます。イントロの迫力あるダンスサウンドから、「ポポンっ!」と鼓のような音で一気に明転。ここで小倉さんはピンク、石原さんはグリーンのネオンカラーが目を引く、ノースリーブ衣装に早替え!

 曲後のMCで小倉さんは「(AKIBA'S TRIPの)1話限定のED曲だけにインパクト重視で作られた曲でした。今回のツアーが初披露なのにみなさんノれていてすごいね!」とコメント。ラジオ番組『ゆいかおりの実♪』第148回(2017年2月6日放送分)で、ライブ直前に楽曲が流れたのも功を奏したといえるでしょうか。

 石原夏織さんから「ゆいかおりといえば衣装の早替えってところがあるよね」と話を振られると、小倉さんは「でも早替えって衣装の露出が上がることが多いからちょっと恥ずかしい……」と素直な感想を告げていました。 
ゆいかおりをつくった「ハムスターハウス」の時間
「次の曲、いってみましょうー!」と、ゆいかおりはアリーナへT字型に伸びる花道を歩きながら、『PUPPY LOVE!!』『LUCKY DUCKY!!』と続け、曲名に付く「!!」さながらテンションの高いパートへ。『PUPPY LOVE!!』ではオリジナルのコールが響きわたるなど、これまでのライブでも盛り上がりポイントになってきた曲だけに会場の熱気も右肩上がり。

 アリーナ中央での披露となった『LUCKY DUCKY!!』は、歌詞の「Say...Cheese!」に合わせて写真撮影のようにピタリと止めのポーズを見せる瞬間が、キレのある動きの中で非常に効いており、ゆいかおりが持つダンスの魅力を引き立たせていました。

 ここで会場は暗転し、「コンビ愛測定テスト」の映像コーナーへ。『ゆいかおりを四字熟語にたとえると?』という問いには、小倉さんは「春夏秋冬」、石原さんは「一石二鳥」と回答。石原さんの回答には会場から笑いがおきますが、「それぞれの良さが違うから、一緒になったらもっといい」という意図だとわかり、納得の声も。

 しかしながら、映像では次々に正解を重ねていき、10問中8問正解!とコンビ愛の深さを見せました。中でも印象的だったのは『ふたりにとっての思い出の場所』を「ハムスターハウス」と揃って答えたこと。小倉さんは中学生、石原さんは高校生だったころ、事務所の更衣室の隅で、ハムスターのようにうずくまって、いろいろな相談をしあった場所だとか。ふたりは「あの時があったから、今のゆいかおりがある」と感慨深げでした。 
あの声優ユニットの名曲をカヴァー! クールなゆいかおりを魅せる
 会場が明転すると、ゆいかおりは全身をホワイトでまとめ、ファーのついた大人っぽく冬らしい衣装にチェンジして再登場し、『オリオンからのメッセージ』『もうひとりの私』と続けます。

『もうひとりの私』は田村ゆかりさん、堀江由衣さんからなる声優ユニット「やまとなでしこ」デビューシングル曲のカヴァーで、ゆいかおり1stシングルのカップリングとして収録されたもの。声優ユニットの系譜を継ぐ曲としてだけでなく、当時のやまとなでしこにも熱中していた筆者にとっては、その歴史の重なりに目頭が熱くなる想いが湧き上がりました。 
 ここでふたりが一旦ステージから去ると、会場には電話のコール音が。ステージには、スパンコールも眩しいブラック×シルバーのジャケットを羽織り、セパレートのダンサブルな衣装に早替えした石原さんが現れ、ソロで『Telephone Call』を披露。

 曲終わりに石原さんがジャケットを脱ぎさると、小倉さんが合流して『Calling Calling』『NEO SIGNALIFE』と続け、息の合ったダンスで会場を沸かせました。 
そして、Next Stageへの「約束」を!
 再び「コンビ愛測定」の映像コーナーをはさみ、イントロと共に明転した会場は真っ赤なサイリウム一色に! アリーナステージに現れた赤いドレス姿の小倉さんが、ソロ曲の『Future Strike』を披露。鮮やかな赤いドレスは、本作のシングルジャケットにも通じ、そして1stシングル『Raise』MVの衣装も思い起こさせます。ハードな曲調ながら高らかに歌いあげた小倉さんは「(衣装が)お姫様みたいですよね!」と曲後のMCでコメントしました。

 続けて小倉さんは「『Future Strike』は私にとって挑戦的なナンバーで思い入れがあります。本音を言うと、ライブで歌えるか不安だったんですよ。でも、あえてツアーで、この代々木で、挑戦しようと決めて、曲と一緒に私も成長して代々木まで持ってこられました。赤いサイリウムに包まれて歌えたのはみなさんのおかげ。うれしい気持ちでいっぱいです」とファンに思いを伝えました。 
「かおりー!」と仙台公演でも見せた“あえての呼び捨てコール”で石原さんが、「ゆいたまー!」と“お気に入りのあだ名”で衣装を替えた小倉さんがステージに呼び込まれ、『駆け抜けてBlue』『Intro Situation』とライブ後半戦も勢いは止まりません。

 黄色いサイリウムが満ちる中で、日本武道館公演でも強く印象を残した『カナリア』のハーモニーは健在。ゆいおかりの「絆」も感じさせるような一曲に続き、「約束」をテーマにした『Promise You!!』がライブ本編のラストナンバーに選ばれました。


原宿アストロホールから始まった道は、代々木第一体育館へ続いた
 会場からの止まない「ゆいかおり」の声に応え、ライブTシャツに着替えたゆいかおりが再びステージに現れ、アンコールは『真夏ハプニング』でスタート。2曲目は、これまでの公演では『君が世界で世界は君で』や『VIVIVID PARTY!』が披露されていましたが、今回はアリーナをゴンドラでめぐりながらの『君のYELL』。

 小倉さんが「みんなの顔、よく見えますよー!」と笑顔で手を振れば、時に涙をうかべながら石原さんは「みんなだいすきー!」と声をかけ、観客も声援を返します。曲後のMCでは「久々にゆいかおりウェーブをやりたいと思います!」と、広さのある代々木第一体育館をふたりは満喫。 
 ツアーを通しての感想について、石原さんは「唯ちゃんが横にいて、みんながにこにこしているこの光景がすごく好きです。とても緊張したけれど、みんなのステキな笑顔を見られて幸せでした。今回の代々木は、どの瞬間を切り取っても楽しくて幸せばかりでした」とコメント。

 小倉さんも「初めて原宿アストロホールで歌ったとき、ステージなんて(高さを手で表して)ちょっとした台があるだけでも、きゃぴきゃぴしていたんですよね。今のこのステージもぬかるんでいたら普通には立てません。(立てるように)固めてくれるスタッフさん、友達や家族、いろんな人々に支えられていることをこのツアーでも実感しました。こんなに大きなステージに立てる嬉しさと誇りを噛みしめています」と言葉にし、「みなさん、いつも愛をありがとう」とファンへの感謝を伝えました。

 ゆいかおりは「最後はこの曲を聞いてください!」と前置きし、日本武道館公演でも大トリを飾ったデビューシングルの『Our Steady Boy』を披露。小倉さんが話したように、2011年の1stライブを開催した原宿アストロホールは、今回の会場からわずか徒歩10分の距離。着実に成長を続けてきた証ともいえる選曲に、客席からは大きな歓声が起きました。

 曲後には「もう一回」コールを受け、ダブルアンコールとして『Ring Ring Rainbow!!』を披露。「ありがとう、キャリさん!」「ありがとう、唯ちゃん!」と互いに感謝を伝え合うワンシーンもありました。銀テープが舞い踊る中で、ゆいかおりはアリーナステージ中央で観客と一緒に飛び跳ねながら、およそ2時間半にわたる公演に幕を閉じました。[取材・文=長谷川賢人] 

ゆいかおりLIVE TOUR「Starlight Link」supported by JOYSOUND 東京公演 セットリスト
1. 星降る夜のハッピーリンク
2. Shooting☆Smile
3. ウェィカッ!!
4. 恋するストール
5.marble
6. B Ambitious!
7. PUPPY LOVE!!
8. LUCKY DUCKY!!
9. オリオンからのメッセージ
10. もうひとりの私
11. Telephone Call(石原夏織ソロ)
12. Calling Calling
13. NEO SIGNALIFE
14. Future Strike(小倉唯ソロ)
15. 駆け抜けてBlue
16. Intro Situation
17. カナリア
18. Promise You!!

EN1. 真夏ハプニング
EN2. 君のYELL
En3. Our Steady Boy

W EN1. Ring Ring Rainbow!!

>>http://www.yuikaori.info/ (『ゆいかおり』公式サイト)
>>https://twitter.com/yuikaori_staff?lang=ja (『ゆいかおり』公式Twitter)

アニメイトタイムズ

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