『死刑にいたる病』場面写真公開 阿部サダヲ、笑顔で接客する“表の顔”も…
2022年3月24日(木)16時20分 シネマカフェ
阿部さん演じる榛村大和は、24件の殺人容疑で逮捕され、そのうち9件で立件・起訴、第一審で死刑判決を受けている世間を震撼させた稀代の連続殺人犯。犯行当時、営んでいたパン屋「ロシェル」には街の人々が絶えず足を運び、“魅力的な人物”で社会に溶け込んでいた。場面写真には、殺害現場である燻製小屋で犯行に及ぶ一方で、笑顔で接客する衝撃の“表の顔”が収められている。
そして、その榛村から“冤罪証明”を求める1通の手紙を受け取るのは、かつてパン屋に通っていた客の1人の筧井雅也(岡田健史)。理想とは違う大学に通い、鬱屈とした日々を送っていたが、榛村の手紙をきっかけに事件の真相を求めて、榛村の過去を知る滝内(音尾琢真)たちへ聞き込みを始める。
人生で初めて自分で考え行動し、世間を震撼させた事件の“まだ誰も知り得ない真相”に近づいてく雅也の姿が写っている。
そのほか、拘置所の待合室で雅也が見かける顔に痣のある長髪の男・金山(岩田剛典)や、雅也の母・衿子(中山美穂)の姿も。拘置所にいる相手に会おうか迷っていると面会せずに出てきた変わった長髪の男は、信号待ちの雅也に声をかけ、ある質問を投げかける。
また、母・衿子は支配的な祖母と父に遠慮するように身を縮めながら生活しており、雅也にとっては実母でありながらも距離のある存在。徐々にそれぞれの人物像が紐解かれていき、ますます謎が深まっていく、驚愕のサイコサスペンス映画を予感させている。
『死刑にいたる病』は5月6日(金)より全国にて公開。