『べらぼう』次回予告。<重三はわっちにとって光でありんした>江戸城では武家、市中では鱗形屋が「借金」に苦しみ、責められる蔦重を源内が励ます。一方で蔦重を想い、涙を流す瀬以の横には<あの人>のカゲが…
2025年3月24日(月)16時52分 婦人公論.jp
(『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』/(c)NHK)
大河ドラマ『べらぼう』予告
横浜流星さん主演で、2025年放送予定の大河ドラマ『べらぼう』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。
第12回「俄(にわか)なる『明月余情』」が3月23日に放送。その最後に流れた第13回「お江戸揺るがす座頭金」の予告が話題になっています。
*以下「俄(にわか)なる『明月余情』」の放送内容のネタバレを含みます。
●「俄(にわか)なる『明月余情』」あらすじ
昨年に続き吉原で行われる『俄(にわか)』祭り。
その企画の覇権を巡り、大文字屋(伊藤淳史さん)と若木屋(本宮泰風さん)らの間で戦いの火ぶたが切られた。
蔦重は、30日間かけて行われる俄祭りの内情を面白おかしく書いてほしいと平賀源内(安田顕さん)に執筆を依頼すると、朋誠堂喜三二はどうかと勧められる。
喜三二の正体は、かつて蔦重も会っていた、宝暦の色男とも呼ばれている秋田佐竹家留守居役のあの男だった…。
次週予告
*以下、本編直後に流れた次週予告
「もはや弱きものにあらず!」と声を荒らげる田沼意次。
「座頭金だよ」と笑みをたたえて話す一橋治済(生田斗真さん)。
蔦重が「座頭…」とつぶやく。
将軍や松平武元の前で頭を下げる武士たち。
「みな借金を背負っておるというのか!?」と第10代将軍徳川家治の長男・家基の声が流れる。
その下に<金の亡者が巣食う闇>との文字。
責められる蔦重
鱗形屋孫兵衛の子・長兵衛から責められる蔦重。
「そろそろ返してくんねえですか? うちから盗んだ商いを!」と鱗形屋が言い放つ。
鱗形屋の番頭・藤八(徳井優さん)が蔦重を追い出す。
「盗んだのは私にございます!」と叫ぶ誰かの声。
厳しい顔をしたまま長谷川平蔵が歩を進める。
大文字屋と橋の上で話す蔦重。
「じゃあな!」といってその場を離れる大文字屋。
「重三はわっちにとって光でありんした」
「蔦重さん!」と北尾政演(山東京伝/古川雄大さん)が嬉しそうに蔦重の顔を覗き込む。
「本ってなあ、人を笑わせたり泣かせたりできるじゃねえか」と告げる源内。
その下に<蔦重は書で世を照らす>との文字が流れる。
本をめくる蔦重。そこに「からまる」の文字を見つけた蔦重が何かに気付く。
「重三はわっちにとって光でありんした」と涙を浮かべる瀬以。
その隣には夫・鳥山検校のカゲが——。
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大河ドラマ第64作となる『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった、”蔦重”こと蔦屋重三郎が主人公。
蔦重を演じるのは、NHKドラマ初出演となる横浜流星さん。脚本は、連続テレビ小説『ごちそうさん』大河ドラマ『おんな城主 直虎』などを手掛けた森下佳子さん。
さらに語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として、綾瀬はるかさんが担当する。
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