佐藤蛾次郎「早く帰りたい」と米女優が囁いた京王プラザの夜

3月24日(土)16時0分 NEWSポストセブン

名脇役として知られる俳優・佐藤蛾次郎

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 1970年代に来日し、深夜番組『11PM』などに出演し有名になったアメリカ出身のセクシー女優、シャロン・ケリー。梅宮辰夫と共演した東映映画『色情トルコ日記』(1974年)は伝説の作品となっているが、同作に出演していた俳優・佐藤蛾次郎が、シャロン・ケリーとの“刺激的”な一夜の出来事について振り返る。


 * * *

 京王プラザホテルでの夜のことは今でもよく覚えているよ。乱れる金髪に、弾けるほどの肉体、そして、漏れる吐息。シャロンの姿は今でも目に焼き付いている。あの体は一生忘れられないよ……なんて言いたかったな(笑い)。


 でも、そのチャンスはあったんだよ。『色情トルコ日記』では、俺がシャロン・ケリーのボディガードのような役どころだったこともあって、よく一緒にいたんだ。


 ある日、新宿の伊勢丹前での撮影が終わると「ガジさん、シャロンを送ってあげてよ」とスタッフが言うんだ。用意されたタクシーに2人で乗ろうとすると、シャロンが腕を組んできて、車内でもその状態のまま、2人で宿泊先の京王プラザホテルで降りたんだよね。


 次の日、撮影所に行くとスタッフが拍手して俺を出迎えるんだ。「なんかあったの?」と驚くと、「蛾次郎さん、やりますね〜」とニヤニヤしている。よくよく聞いてみると、タクシーの運転手が「昨日、蛾次郎さんとシャロンが2人でホテルに消えて行きました」と喋っていたらしいんだ。


 たしかに2人でホテルに行ったけど、喫茶店でお茶をしていただけなんだ。俺はパツキンの外国人と付き合ったこともあったから、少しは英語を話せた。シャロンは寂しそうに「早く帰りたい」と言っていた。マネージャーもいないし、通訳も日本人。異国に1人でやって来たから不安だったんだよ。周りは畏れ多くて話しかけられず、誰も相手にしていなかったからね。


 喫茶店で2時間くらい一緒にいたかな。周りの客がチラチラ見るんだよ。“蛾次郎が金髪の女と……”という感じでね。今思えば、「早く帰りたい」という言葉は、“ホテルの部屋に……”という意味だったのかもしれねえな。


 俺もどこかで躊躇していた。やっぱり、共演者には手を出せねえよ。でも、みんなはシャロンと寝たと思っている。ちくしょう、そんな噂になるんだったら、しとけばよかった(笑い)。


●さとう・がじろう/1944年生まれ、大阪府出身。1953年に大阪朝日放送児童劇団に入団。映画『男はつらいよ』(シリーズ全作)ほか、数多くの作品に出演した名脇役。現在銀座で「Pabu 蛾次ママ」を経営。


※週刊ポスト2018年3月23・30日号

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