小池塾参加の大阪の自民市議 腹くくり実名取材に応じる

3月26日(日)16時0分 NEWSポストセブン

小池新党にはどんな人物が参加するのか

写真を拡大

 小池百合子・東京都知事が挑む7月の東京都議会選挙。小池新党にどんな人材が集い、日本の政治をどう変えていくのか。本誌は多種多様な経歴を持つ小池新党263人の候補者リストをつかんだ。


 小池氏の政治塾「希望の塾」の参加者たちがフェイスブック上でつくった「秘密のグループ」リストが実質的に都議候補予備軍になる。そのリストには氏名の他に、出身校や所属、職業・勤務先などのうち1つが書かれているだけだが、氏名をもとに本誌が調査したところ、メンバーには、現役政治家たちの名前も含まれている。


 民進党や日本維新の会、自民党から小池新党に鞍替えして都議選出馬を目指す現職の市議や区議、あるいは落選して浪人中の元職たちだ。


 前々回の都議選は民主党、前回は維新の会、今回は小池新党と当選のために風を求めて政党を渡り歩く“渡り鳥”候補もいた。ひそかに講座に参加していた“ステルス候補”の1人に話を聞いた。


 大阪府の泉南市議で「バーベキュー・インストラクター」の肩書きも持つ自民党の古谷公俊氏だ。


「私は市議会で自民党幹事長という大役を拝命している立場上、入塾したことは家族以外には誰にも言っていません。講座に出席するときも議員バッジを外していました。だから取材を受けるのは初めてです」


 古谷氏は本誌の取材申し込みに驚いた様子だったが、「知られたのであれば」と都議選対策講座への参加の理由と決意を語った。


「率直に言えば、自民党には“チャンスの窓口”がないという思いがあった。具体的には、お金を持っている人や2世議員でないと、なかなか市議から県議や府議、国政などへの議員としてのステップアップが難しいという現状に閉塞感を感じていました。


 公認されたら東京へ引っ越すのか? 選ばれへんとは思っていますが、公認をもらったら引っ越して立候補する意思はあります。その時は自民党から大変お叱りを受けることも覚悟しています。個人的な事情をいえば、結婚して子供が生まれたばかりで、今回の行動が大きなギャンブルであるのは間違いありません」


 その他の政治家にも取材をしたが、「まだ離党していないから匿名にしてほしい」と及び腰で、古谷氏のように腹をくくって実名で取材に応じるケースはまれ。逆に、「面談を今か今かと待っているのに、何の連絡もない」「小池塾への参加が党にバレて離党を迫られている。都民ファーストの会は何も言ってこない。このままでは行く場所がなくなる」と焦りの声を漏らす政治家もいた。


 政治経験のない新人の塾生はそんな議員たちを冷ややかに見ている。ある塾生が語る。


「塾生の中には、『何とか小池旋風で当選したい』という打算が見え見えの人が多い。とくに現職の市議や区議、そして元職は目の色を変えて『公認が欲しい』とバタついています。


 もちろん志を高く持ち、それを実現する手段として“風”に乗るという考えの人もいるが、ほとんどは議員になりたいだけなんじゃないか。だけど彼らのハングリーさは本物で、公認は非常に狭き門になっています。皆『公認されなくてもいい』なんて言っていますが、心の中ではキリキリしている」


 本誌がリストのメンバーに取材を進めていると、突如この「秘密のグループリスト」は閉鎖された。


「週刊ポストに名前が出ることを危惧したメンバーが、管理者に対応を相談したようです。263人は公認を争うライバル。今は悪目立ちしたくない。みんな事務局に気に入られることに必死なんです」(同前)


※週刊ポスト2017年4月7日号

NEWSポストセブン

この記事が気に入ったらいいね!しよう

小池塾をもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ