80‘sアーティストの極めつけディスコヒット5曲(その3)

3月28日(火)18時0分 OKMusic

80‘sアーティストの極めつけディスコヒット5曲(その3) (OKMusic)

写真を拡大

今回も、前回前々回と同様に80sディスコヒットを取り上げようと思う。80年代はディスコヒットが多いだけに、2回や3回では主要なアーティストを追いかけられないが、この時期はディスコが全盛期で需要が供給に追いつかず、似たような曲が増えてきたのも事実である。

コメントは前回&前々回でまとめてあるので、今回は能書きなしで80‘sアーティストによる極めつけのディスコヒットを10曲セレクトしてみよう。

1.「The Look Of Love」(‘82)/ABC

イギリスと日本で特に爆発的なヒットを記録した、ディスコファンには忘れられないナンバーのひとつ。彼らはニューロマンティックの代表的なグループで、そのサウンドはトーキングヘッズの『リメイン・イン・ライト』(‘80)やピーター・ガブリエルの『ピーター・ガブリエル』(’80)に影響を受けたものである。ファンクをベースにしてはいるが深みはなく、キャッチーであったがゆえに万人受けしたと言えよう。この曲は彼らのデビューアルバム『The Lexicon Of Love』に収録されており、このアルバムだけで4曲の大ヒットを生み、1発屋かと思いきや80年代の終わりに至るまでヒットをリリースし続けることになる。昨年、『The Lexicon Of Love II』をリリースし、ファンを驚かせた。

2.「Love Come Down」(‘82)/Evelyn “Champagne” King

彼女にとって2曲目となる全米R&Bチャートとダンスチャートで1位を獲得、日本のディスコでも大いに受けた。彼女はジャズも歌えるので、第2のチャカ・カーンになるかと期待したのだが、90年代以降は名前を聞かなくなってしまった。全然売れなかったが、アルバム『The Girl Next Door』(‘89)はディスコ(この時期、アメリカではディスコは廃れてしまっている)以外にブラコン的な要素もあって巻き返すかと思っていたが、レコード会社が宣伝せずに惨敗し、マイナー落ちとなってしまった。「Shame」(’78)や「I’m In Love」(‘81)など忘れられないヒットもあって、ディスコ愛好家にとっては今でも大切なシンガーのひとりである。

3.「Forget Me Nots」(‘82)/Patrice Rushen

彼女はジャズ、フュージョン、ソウル、ディスコと、何でもこい!のアーティストで、キーボード奏者としてもシンガーとしても超一流である。70年代はフュージョン奏者として売れ、80年代はディスコで大ヒットを飛ばした珍しいタイプ。この曲は全米ヒップホップチャートで4位、ダンスチャートで2位を獲得している。一見単純なダンスナンバーであるが、巧みなベースプレイにも話題が集中し、著名なスタジオミュージシャンのフレディー・ワシントンが弾いていることで注目を集めた。今聴いてもこの曲が古くならないのは、リズムマシーンを極力使わず人力演奏(バックを務めているのは超一流のミュージシャンたち)をしているからだと思う。日本のディスコファンには懐かしい曲のひとつだと思う。

4.「Relax」(‘83)/Frankie Goes To Hollywood

トレヴァー・ホーンのZTTレコードはシンセの可能性を追求した先鋭的で前衛的なレコード会社であったが、彼らはその中にあってもっとも分かりやすく、最も売れたグループである。歌詞の内容が卑猥だとされ放送禁止になったこともあったが、日本のディスコでは英語のせいであまり関係なく、ビッグヒットになった。特にこの曲は様々なミックスの12インチシングルがリリースされ、その後の12インチのリミックス盤の流行を加速させたと言えるだろう。アメリカのダンスチャートでは20位と振るわなかったが、ヨーロッパ各国では軒並み1位となる大ヒットとなった。日本ではフランキーといえばこの曲しか思い浮かばない人が多いと思う。87年に解散。

5.「Flash Dance…What A Feelin’」(‘83)/Irene cara

映画『フラッシュダンス』のテーマとして全世界で大ヒットし、特に日本のディスコでは大いに流行った。なんせ、この曲の作者のひとりはミュンヘン・ディスコサウンドの仕掛け人として知られるジョルジオ・モロダーだ。以前このコーナーでドナ・サマーを取り上げたときに彼のことに触れているので、興味のある人はそっちも見てください。シンセを多用しているだけに今となっては少し古臭いアレンジに感じるが、やっぱり良い曲であることに間違いはない。当時、オリコンの洋楽チャートで21週連続1位という記録を残している。特に日本人の琴線に触れるメロディーなのだと思う。

6.「Breakout」(‘86)/Swing Out Sister

ちょっとアダルトな魅力を持つイギリス人3人組(この後すぐにデュオとなる)の大ヒット。86年になるとデジタル機器も進歩を遂げているので、あまりチープな音でなく結構良い音になっている。このグループ、ピチカートファイブあたりの渋谷系サウンドに近いものがあって、ディスコ音楽とは性質が異なる気もするが、雑食の日本ではこんな音楽もディスコでは受けたのである。ヴォーカルのコリーン・ドリュリーはモデル兼デザイナーでもあり、タケオ・キクチのモデルを務めたこともある。落ち込んでいる時でもハッピーな気分になれるアッパーこの上ない曲。

7.「Don’t You Want Me」(‘87)/Jody Watley

もっともディスコで輝いていた女性シンガーのひとり。この曲をはじめ、彼女はダンスヒットを数多くリリースしている。彼女はディスコ向けファンクグループシャラマーのメンバーで、プロになった時からディスコヒットに憧れたシンガー。それだけに、彼女のディスコサウンドへの取り組みは真剣なのである。1988年にはグラミーの最優秀新人賞に輝くなど、華々しいデビューを飾っている。特に80年代の活躍はめざましく「Looking for a New Love」 (’87)「Don’t You Want Me」(‘87)「Some Kind of Lover」(’88)「Real Love」(‘89)の4曲が全米ダンスチャートで1位を獲得しているし、ベストテンに入ったのも3曲ある。まさにディスコの女王と言ってもいいぐらいのシンガーだ。サウンドプロデュースも素晴らしく、重厚な人力での音作りが特徴なだけに、いま聴いても古くなっていないところはさすが。

8.「Tell It To My Heart」(‘87)/Taylor Dayne

パワフルさでは、どのシンガーにも負けないテイラー・デイン。姉御肌で場末のスナック的な雰囲気が良い味を出していると思う。シンセポップなのだが、ユーロビートではなくロックに聴こえてしまうあたり、彼女の資質はただ者ではない。これは全米ダンスチャート4位になっており、日本のディスコでも「Prove Your Love」(‘88:ダンスチャート1位)と並んでよくかかっていたナンバー。90年代以降はディスコそのものが消滅していくので、あまり知られていないが、彼女はコンスタントにヒットをリリースしており、1990年以降2014年までに11曲のトップテンソングをダンスチャートに送り込んでいる。

9.「Monkey」(‘88)/George Michael

全米ダンスチャート1位。この曲は、彼の初のソロアルバム『フェイス』(‘87)に収録されている。このアルバム、ワム!の頃と比べると音作りが実にゴージャスで、全世界で2500万枚のセールスを記録し、白人で初めて全米R&Bチャートの1位を獲得するという快挙を成し遂げている。この曲はシンセを多用したポップスの頂点を極めた作品だと言えるのではないか。それほど完成度が高く、日本のディスコでも大ヒットとなった。昨年末、クリスマスの日に53歳の若さで亡くなったことは記憶に新しい。

10.「Electric Youth」(‘89)/Debbie Gibson

日本人好みのマイナーなメロディーで、ディスコ後期の名曲だと思う。この曲は彼女が19歳の時にリリース、全米ダンスチャートで3位まで上昇するヒットとなった。誰もが口ずさめるメロディーとPVの踊りやすい振り付けなどもあって、ヒットにつながったのだろう。演奏は基本的に人力で、特にうねるようなベースがカッコ良く、今リリースしても大ヒットすると思う。現在はデボラ・ギブソンの名でミュージカルを中心に活動している。

♪♪「LOVE★DISCO」を青山でリアルに体験しよう♪♪

ヨーロッパで大流行のPOP-UP Discoが遂に日本上陸! ダンクラ〜ユーロまで定番曲をプレイ。最高峰の音響(JBL10台+サブ)と照明(Moving14台+固定10台+7色LED壁)と最新制御システムで、バブル時代をクールに再現します。

■レジデントDJ:DJ BABY(+ゲストDJ2名がプレイ)
■入場料(1ドリンク&無料ビュッフェ+女性無料シャンパン込):
男性/3,500円・女性/3,000円
■営業時間:18:30〜23:30
■POP-UP日程:4月7日(金)・4月14日(金)・4月15日(土)
■所在地:東京都港区南青山6 10 12 Future7(表参道駅から:徒歩10分)
■20歳未満入場不可
■HP:https://lovedisco.themedia.jp/
■Facebook:https://www.facebook.com/LOVEDISCOAOYAMA/
(Facebookフォローで入場500円OFF)

OKMusic

ディスコをもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ