岸博幸氏 フジ経営陣「刷新になっていない」「ごまかすのはダメ」日枝氏退任も「表面のことばっかり」

2025年3月30日(日)14時25分 スポーツニッポン

 元経産官僚で経済学者、慶大大学院教授の岸博幸氏(62)が30日放送のTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。元タレント・中居正広氏と女性とのトラブルに端を発したフジテレビの問題について言及した。

 この問題をめぐり、親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)は27日、フジの日枝久取締役相談が同日付で退任すると発表した。フジHDの取締役相談役の退任は6月の株主総会で決まる。フジは取締役を半減し、女性比率を3割にするなど経営体制を刷新する。日枝氏はフジサンケイグループ代表も退く。

 1月に就任したフジの清水賢治社長は続投し、フジHDの社長も兼任。フジHDの金光修社長は代表権のない会長に就く。フジの人事は一部を除いて3月27日付で、フジHDの人事は6月の株主総会を経て決定する。 

 岸氏は「刷新になっていない。これではチェック体制が不十分」とコメント。

 「今回の人事で日枝さんが退任されました、若返りしました、女性比率増やしましたって。表面のことばっかりなんです」「業務執行と監督がしっかり分けられて不祥事が起こらない体制にできているかというと、持ち株会社の趣旨から反しているので、これで本当に大丈夫かと。フジテレビの現場の方がみなさん頑張っている中でこういう体制を作っていたら、外からは色眼鏡で見られるんじゃないか。機能不全が起きるのではと心配はあります」と述べた。

 「これだけ大きな問題を起こしたんだから、対応をしっかりしないと信頼回復できない。単に日枝さんが辞める、女性比率増やしたって。ごまかすのはダメ」と続けた。

スポーツニッポン

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