「行列」最終回 MC東野幸治を“怪演”の演技派俳優に絶賛の声「やべえ奴演技w」「感情がないぞ」

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　日本テレビ系「行列のできる相談所　3時間生放送SP」（後7・00）が30日、生放送され、番組後半でMCを務めたお笑いタレント東野幸治（57）の再現ドラマにSNSで大きな反響があった。

　この日は23年続いた人気番組の最終回で、番組にゆかりのタレントや、橋下徹氏、北村晴男氏ら最強の弁護士軍団が大集結した。また、番組をめぐるさまざまなトラブル、ハプニングを「行列事件簿ドラマ」として、ドラマで再現した。

　23年の番組は、紆余曲折の連続だった。初代所長（MC）の島田紳助さんが、暴力団関係者との交際が明るみになり、11年に芸能界を引退。代役MCを打診されたのが、東野だった。

　再現ドラマといえば、逆境を乗り越えて感動的なエンディングに向かうパターンも多いが、今回は東野の“サイコパス”気味な言動がフィーチャーされた演出。冷徹ささえ感じさせる東野を演じたのが、演技派俳優として知られる野間口徹だった。

　ドラマでは、制作スタッフから代役を打診された場面が再現された。スタッフから「司会、お願いできませんか？行列を助けて下さい」と懇願されると、野間口演じる東野は、表情すら変えず「あ、別にいいですよ〜」と二つ返事で即答。スタジオには大きな笑いが起きた。

　その後も元「雨上がり決死隊」宮迫博之、「アンジャッシュ」渡部建、フワちゃんと、主要出演者らが自身の問題で次々と番組から去ることになった。そのたびに、野間口は「はいはいはい、分かりました〜。分かりました〜」「あ、そうですか。はいはいはい、分かりました、分かりました」などと、時に食い気味に返答。東野の冷徹ぶりが見事に表現された。野間口自ら務めたナレーションでも、「誰が抜けても、何にも思わなかった」とダメ押し。また、インタビュー取材の場面では「心根が腐っているからこそ見える世界がある」と、不気味に話す様子も流された。

　野間口演じる東野の、動揺しなさすぎる様子に、スタジオも大笑い。「極楽とんぼ」加藤浩次は「何であんな速度で“はいはい、分かりました”って言えるんですか？」と、東野本人に尋ねた。東野は「分かった段階で収録だから、（スタッフが）一応、説明に来るから。その時は分かっているし、そこで引きずってもしょうがない。本番始まるから」と、目前に迫った本番へ集中する気持ちを理由に挙げていた。

　血が通っていないかのような東野の人柄を、見事に再現した野間口。SNSでは「野間口さんがずっとおもろいwww」「野間口さんの東野さん絶妙だなあ…」「野間口さん、演技うますぎて逆に笑うわ」「野間口さんあの表情途中から楽しんでそうだったな…」「今日のMVPは間違いなく野間口さんだろな」「東野さんを演じる野間口さんがめちゃくちゃ面白くて好きなんだけど！」「野間口さんのやべえ奴演技w」「感情がないぞ野間口さん笑」と、称賛の声が相次いでいた。