今田美桜ヒロインの朝ドラ『あんぱん』3作ぶりの子役スタート 制作統括絶賛 のぶ役の永瀬ゆずなは「今田に似ている」、嵩役の木村優来は「哀愁帯びている」
2025年3月31日(月)13時0分 婦人公論.jp
(『あんぱん』/(c)NHK)
俳優の今田美桜さんがヒロインを務める連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)が31日スタートした。朝ドラでは『ブギブギ』以来3作ぶりの子役でのスタートに。のぶの幼少期を演じるのが、永瀬ゆずなさんだ。土佐ことばで男勝りを指す「ハチキン」と言われるほど快活で足の速い元気な少女を熱演。嵩の幼少期を演じるのは木村優来(ゆら)さん。父を亡くし、母に連れられて東京から高知にやってきた繊細な少年を、愁いを帯びた表情で演じる。
「ゆずなちゃんに感謝」
朝ドラ通算112作目となる『あんぱん』は、子どもたちの人気者〈アンパンマン〉を生み出したやなせたかしと、小松暢の夫婦をモデルとした物語。ヒロインの<朝田のぶ>を今田美桜さん、<柳瀬嵩>を北村匠海さんが演じる。2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く。
3月に行われた第1週試写会後の会見で今田さんは永瀬さんについて、「幼少期のシーンはなかなか見る機会がなかった。私自身も視聴者として楽しかった。ゆずなちゃんに本当に感謝」と語った。
北村さんは、「自分も子役だったので、それを考えるとなんでこんなに説得力を持て歩き出させてくれたんだろうと思った。自分がその年齢だったらできなかったこと」と称賛した。
「やなせさんの実像にリンク」
永瀬さんは、キャスティング、嵩役の木村さんはオーディションで選ばれた。制作統括の倉崎憲さんは、永瀬さんを「いろんな作品に出ていて芝居がうまい。どことなく今田さんに似ている部分がある」と絶賛。
木村さんについては、「数十人お呼びしたんですが、優来くんは小学生なのに哀愁を帯びている。それをオーディションで出してくださった。弟にずっとコンプレックスを持っていたやなせたかしさんの実像に非常にリンクする部分を感じました。彼ならばやなせさんの幼少期時代に感じた切なさや悲しさ、哀愁も含めて表現できるんじゃないかな」と期待を込めた。
永瀬さんは、2015年生まれ。ドラマ『監察医朝顔』『家庭教師トラコ』、映画『1秒先の彼』など出演作多数。
木村さんは、2016年生まれ。主な出演作に映画『少年と犬』、ドラマ『CODE—願いの代償—』など。
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