「月曜から夜ふかし」ねつ造 問題発覚の経緯は「中国のSNS騒ぎ」 担当Dは「差別のつもりなかった」

2025年3月31日(月)15時4分 スポーツニッポン

 日本テレビは31日、東京・汐留の同局で定例社長会見を行い、福田博之社長が同局「月曜から夜ふかし」(月曜後10・00)の放送内容ねつ造について謝罪し、事案の発見に至った経緯などを公表した。

 日テレは24日の放送で、街頭インタビューに応じた中国出身女性が話した、カラスと食文化についてのエピソードを紹介。だが27日、同内容に誤りがあったと発表。女性の発言について「制作スタッフの意図的な編集によって女性の発言の趣旨とは全く異なる内容となってしまいました」と説明していた。

 会見の冒頭で、1月に社長に就任した福田氏が謝罪。「とにかく面白いものにしたいという思いから意図的に編集したことが原因」と明かし「あってはならないことだと考えています」と猛省した。現在は「『月曜から夜ふかし』では街頭インタビューを一切止めています」といい「制作ルールを徹底してから再開します」とした。

 社長は現在、担当ディレクターの聞き取りを実施していると報告。「とにかくもっと面白くしたいと考えて自分の判断で編集したということにつきます。他の人間の意思は介在していない。担当ディレクターの意思で行った」としている。放送内容については「当然、社員がチェックしていますが、今回は問題点として確認できなかった」と猛省した。

 問題発覚の経緯については、「オンエアの当日に、中国においてSNSで話題になっていることに番組のスタッフが気がついた」という。取締役執行役員の山田克也氏は、この発言を取り上げたのはフリーランスの男性ディレクターで、同番組で約1年半仕事をしてきた間柄だと説明。「ディレクターは、差別のつもりはさらさらなかった」と明かした。当該ディレクターは今後、番組に関わることはないという。

スポーツニッポン

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