リリー・フランキー&上白石萌歌、バンド結成に意欲!『The Covers』でのタッグや番組への思い語る

2025年4月5日(土)10時30分 マイナビニュース


●「ライブを見に来たという感じ」「半分お客さんの感覚」
音楽シーンで活躍するミュージシャンたちが、思い出深い名曲をカバーするNHKの音楽番組『The Covers』(BS/BSP4K 毎週日曜22:50〜23:19)。4月6日・13日は、3月6日にBS8Kにて生放送で届けた『The Covers 放送100年フェス』の模様を2週にわたって放送する。MCのリリー・フランキーと上白石萌歌にインタビューし、番組の魅力や今後の展望、タッグを組んで2年が経ったお互いへの思いなどを聞いた。
放送開始100年を記念した『The Covers 放送100年フェス』では、工藤静香郷ひろみ堺正章 to MAGNETS(堺正章&ミッキー吉野&シシド・カフカ)、スターダスト☆レビューという豪華ゲストが、NHKホールで名曲を披露。さらに番組では、歴代フェスのライブ映像から、中山美穂さんの歌唱シーンなども届ける。
——『The Covers 放送100年フェス』の感想からお聞かせください。
リリー:『The Covers フェス』は収録が多いんですけど、今回は生放送であっという間でした。
上白石:本当ですね。1時間という尺もあって。
リリー:今回はすごくキャリアのある方たちが出演してくださって、先輩たちのエモーショナルな部分を見ると元気が出ますね。
——リリーさんは番組スタートからMCを務められ12年目、上白石さんは加入して2年経ちましたが、息がぴったりという印象です。
リリー:もかおさん(上白石)とけっこう長いことやって、僕は感覚的には任せっきり。安心してやっています。
上白石:私もリリーさんのおかげでのびのびとやらせていただいています。
リリー:『The Covers 放送100年フェス』は生放送だからまだちゃんとやっていますが、普段はのんびりやっています(笑)
上白石:そうですね。8割ぐらいトークは使われていないぐらい(笑)
リリー:9割に近いと思うよ。でも使われてないところがミュージシャンの方が話しやすい空気を作る時間になっていると思います。
——コメントで気をつけていることはありますか?
上白石:私は最前列で聞かせていただいている一番いいお客さんだと思っているので、その場で感じた空気や高揚、胸に迫ってくるものを言葉にしてお伝えできたらなといつも思っています。
リリー:ミュージシャンの人にとってはトーク部分はおまけ。あまり得意じゃないというか、なければいいと思っている方もたくさんいると思うので、なるべくリラックスしてしゃべられるような空気は心がけています。
上白石:リリーさんが全く人を緊張させない方で。私もゲストとして出演させていただいたときに、こんなにリラックスできる番組があるんだと思いました。
リリー:収録が始まっているのに、ミュージシャンの人たちが5分ぐらい経って「もう撮っているんですか?」って。しれっと撮っているよね。
上白石:リリーさんのやっていらっしゃるスナックにひょっこり来て歌っちゃいましたみたいな感じが私はすごく好きです。
リリー:ミュージシャンの人も、音楽のこと語り出すと止まらないので、面白いですよね。
——幅広く活動されているお二人にとって、『The Covers』はどういう番組ですか?
リリー:ライブを見に来たという感じで、仕事をしている感覚は半分ぐらい。
上白石:毎回収録が終わった帰り道は救われて帰るというか。「救われた!」と思って帰る日が多くて、司会ですが半分お客さんです。
リリー:それは本当にあると思う。半分お客さんの感覚でMCをしているというのが大切かなと。
上白石:あとはリリーさんと月に2回以上お会いするので、たぶん1年間で一番お会いしている方がリリーさんです。
リリー:俺もたぶん、もかおがそうだと思う。
上白石:シール交換とかしていますよね。リリーさんシールが好きで、今日も名前のシールを私が作ってきてお渡ししたり。
リリー:携帯ケースを新しくしたら貼ろうと思っています。
●上白石、故郷・鹿児島での『The Covers フェス』を熱望
——改めて『The Covers』の魅力をどのように感じているかお聞かせください。
リリー:番組の存在の意味が少しずつ変わってきていて、始まったときはカバーに抵抗のあるミュージシャンもいましたが、サブスクで音楽を聴く人が増えてくると、古い曲と新しい曲が同等に同じお盆に乗ってきて、この10年で昔の歌謡曲に詳しい小学生なども現れて。『The Covers』と言いながら、懐かしい曲をやっているわけでもない風に変わってきて、逆に正統派歌番組に。これが今の時代の音楽の摂取の仕方になってきたので、それが長くやらせてもらえている理由なのかなと思います。
上白石:カバーがもともと好きで、自分で歌うのもカバーの曲を聴くのも好きで、誰かがカバーしたもので知った曲もたくさんありますし、カバーはその曲の骨格の美しさみたいなものをより立体的に伝えてくれたり。皆さんのびのびと選曲されていて、この曲を選ばれたんだとか、その方のお人柄とかカラーみたいなものもすごく感じるので、本当に奥が深いなと思っています。
リリー:人の曲をやられるということで、思い入れのある曲をやる方が多く、自分の曲をやるよりも皆さん緊張感を持ってらっしゃる。そして生演奏、生歌でやっているので、出演してくださるミュージシャンの方にすごく負荷をおかけしていて申し訳ないんですけど。
——『The Covers』に関して今後実現したいことなどありましたらお聞かせください。
上白石:私は『The Covers フェス』がすごく好きで、東京だけでなくいろんな場所を回るので、いつか故郷の鹿児島に『The Covers フェス』を連れていきたいという気持ちがあります。AIさんや長渕剛さん、姉(上白石萌音)もいるので。そうやって日本がどんどん元気になっていくといいなと思います。
リリー:うちの地元の北九州でやったときもシーナ&ロケッツさんが来てくれて。苫小牧や大阪、広島など、いろんなところに行きましたね。
上白石:鹿児島もいっぱいいますから。姉にも出てほしくて、3人でトークしたいです。
——最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。
リリー:こんなに長くやらせていただいて、ご覧になってくださった皆様と、いろいろ考えてリハーサルして来てくださるミュージシャンの方と、本当に感謝しかないです。『The Covers』は『The Covers』らしく、いい音楽をただただ伝えることができたらいいなと思います。
上白石:カバーの魅力はもちろんですが、『The Covers』でしかありえない組み合わせ、こんな方とこんな方が同じ放送枠で出演されるんだという組み合わせもすごく面白いなと感じています。『The Covers』での大きな出会いはリリーさんだと思っているので、リリーさんとの時間を噛みしめて、これからもやっていきたいと思います。
リリー:音楽の趣味も合うしね。あまり俺らは音楽に対して好き嫌いがない。
上白石:ないですね。堺正章 to MAGNETSさんみたいに、私たちもやりたいです。リリーさんのギターで歌いたい!
リリー:2人で泥臭く地方を回りたい。小さいライブハウスからやりたいね。
上白石:それ生涯の夢かもしれません。やりましょう!
(C)NHK

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