釈由美子が語る「釈由美子を演じていた時代」と「今」

4月5日(金)7時0分 NEWSポストセブン

1児の母となった釈由美子

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 女優がかつての自身の写真を振り返るシリーズ「あの頃のわたし」。今回はかつて「癒し系」としてグラビア界を席巻した、女優の釈由美子が登場。23歳の時の写真集『Natural』(2001年、小学館)、34歳の『I am』(2012年、学研)と長年彼女の姿を撮影してきた写真家の西田幸樹氏が、40歳になった彼女の姿を写した。「過去」の撮影秘話から、一児の母となった「現在」の人生観まで語り合った。


──(撮影を終えて)ありがとうございました。釈ちゃんに会うのは久しぶりだったけど、素敵な大人の女性になりましたね。


釈:ありがとうございます。私もまるで同窓会に来たような、ああ、こんなポーズ、昔やったな〜なんて思い出しながら、懐かしい気持ちで撮られてました。


──釈ちゃんとは色々な思い出があるけど、忘れられないのがサイパンのビーチでの撮影だね。海パン姿で撮影をしていたら、編集の人から「釈さんが西田さんの乳首が嫌だそうです」って言われて。それで僕、乳首にテープ貼って撮影続行したんだよね(笑い)。あれはイジワルだったの?


釈:違いますよ! 当時、出演していた深夜番組で「遊んでいる男の人の乳首は黒いのか」みたいなレポートをしていたからか、どうにも乳首に目がいって集中できなかったんだと思います。


──たしか30代になってからの写真集『I am』の撮影中も、お風呂で何かドキッとすることを言われたんだよなあ。忘れちゃったけど。


釈:えー、それは覚えてない。でもこの撮影の時は2人っきりでしたよね。西田さんとのお付き合いも10年目で、その信頼関係があったからこそ撮れたカットだと思います。他のカメラマンさんだったら、あそこまで素を曝け出せませんでした。


──ありがとう。20代の時は全力疾走って感じがしたけど、『I am』の時は適度に力が抜けていたように感じたよ。


釈:そうかもしれません。デビュー当時はコンプレックスの塊だったんです。それでも私にとって一番の“勝負服”は水着。自分の魅力を必死に探そうと肩に力が入っていたかもしれない。いつも「皆が求めてる釈由美子を演じなきゃ」と無意識に考えていた気がします。無理をしていたわけじゃなくて、求められる顔を出せる私でいたいなと。


──うん、デビュー当時から頑張り屋さんだったよね。僕が撮影も終盤に差し掛かった頃に「今の顔、いいね」なんて “延長戦”を始めても、嫌な顔ひとつせずに付き合ってくれる稀な存在でしたよ。


釈:西田さんは「これラストね」と言ってからが長いですもんね(笑い)。でもそれは西田さんが撮りたいと思ってくれた写真は間違いないって確信があったからです。


── 一応、影やグラデーションをどう写せば美しく見えるか、常に考えて撮影していますからね(笑い)。


釈:西田さんが“光の魔術師”たる所以ですね。構図は西田さんにお任せで、そこにどう感情を込めるかが私の仕事だと思っていました。グラビアのお仕事で感情を込める楽しさを知って、女優のお仕事もいただけるようになりましたから。


──「光の魔術師」は大げさだけど、グラビアが女優のきっかけになったのは嬉しいね。


釈:西田さんはいつまでも若々しくてスゴいですよね。エベレストに登ったりと活動的で尊敬します。


──釈ちゃんも、最近、海外の映画に出たんだって?


釈:カナダのマイナス20度の世界でパニックホラー映画の撮影をしてきました。日本から向かったキャストは私1人だったんです。


──育児をしながら新しい仕事に挑戦して、カッコイイよ。


釈:私ね、娘が生まれたら西田さんに撮っていただきたいって思ってましたし。


──ありがとうございます。カメラマン冥利に尽きます。


【プロフィール】しゃく・ゆみこ/1978年、東京都生まれ。身長165cm、B85・W58・H84。1997年にデビュー。グラドルとして人気を博した後、女優として活躍。代表作となった『スカイハイ』(テレビ朝日系)など数々のドラマや映画に出演。2016年に男児を出産し母となった現在も神奈川県のオールトヨタ販売店アンバサダーを務めるなどマルチに活躍中。


撮影・聞き手■西田幸樹


※週刊ポスト2019年4月12日号

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