元ウルトラマン主演俳優 テレビ界の悪しき風習に苦言「芸能界の悪いところですよ」「調子乗ってました」

2025年4月5日(土)21時45分 スポーツニッポン

 特撮ドラマ「ウルトラマンメビウス」で主演を務め、ドラマ「ROOKIES」など数々の人気作に出演した元俳優の五十嵐隼士さん(38)が、3月29日配信のABEMA「NO MAKE」に出演し、芸能界の悪しき風習について語った。

 2004年に俳優集団「D−BOYS」に加入。歌って踊れるイケメン俳優として芸能活動スタートしたが、当時から歌はあまり得意ではなかったという。伸び悩んでいた06年、19歳で大きな転機が。「ウルトラマンメビウス」の主人公ヒビノ・ミライ役を射止めた。

 「“お前は絶対売れない、売れない”と言われている中、ウルトラマンが決まった。役者って、その世代にしかできない役があると思うので、そこで10代のうちに特撮ヒーローというのは経験しておかなきゃなっていうのがあって。仮面ライダーもそうですし、スーパー戦隊シリーズもオーディションは全部、受けてます、当時」。執念でつかんだ特撮ヒーローが、子供たちに夢を与えた。

 その後も人気作の出演に恵まれる。07年の「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」、08年の「ROOKIES」など、多くのドラマや映画に出演した。テレビに出れば待遇も良く、天狗になっていたという。「『ROOKIES』の時は、毎日が無双状態というか、番組に呼ばれても扱い良かったり、スタッフの扱いも…」と回顧。「あれ、芸能界の悪いところですよ。売れている人間をヨイショするスタッフさん、ホントに良くないですよ。ホントに調子に乗ってましたもん」と、笑いながらカメラに問いかけていた。

 13年に27歳で芸能界を引退。現在は地元・長野県で障がい者の就職支援事業を行っている。将来的な芸能界復帰の意思を問われると、「“復帰したいな”はないです。全然なくて」ときっぱり。「僕が心ひかれるものだったり、出なきゃいけないなという時だったら出るかもしれないですけど。お約束はできないですけど、気持ちとしては出る気はないです」と話すにとどめた。

スポーツニッポン

「俳優」をもっと詳しく

「俳優」のニュース

「俳優」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ