昭和の「パチ怪獣ブロマイド」の正体を暴く!

4月7日(土)17時30分 まいじつ

森友学園問題など、最近の政治絡みのニュースを聞いていると何ともモヤモヤした気分になります。


モヤモヤと言えば、駄菓子屋で1枚5円の怪獣ブロマイドを引いたとき、テレビで見た人気怪獣に似ているけど、どこかが違うパチ怪獣が出てきたときもモヤったものです。


というわけで、『昭和40年代に全国の駄菓子屋にあった「ヤバいブツ」』の回に引き続き、1960年代末期〜1970年代、駄菓子屋で売られていたパチ怪獣ブロマイドのモヤモヤを解消してみようではありませんか。


まずはコレ。のどかな農村に現れた大怪獣ケラコ。



元ネタは1967年に朝日ソノラマより発行された『怪獣解剖図鑑』のガバドンでした。この図鑑は当時、類書が少なかったため、いろいろなパチ怪獣に流用されたネタの宝庫でした。



怪獣絵の達人・梶田達二氏が描いた見事なガバドンを、左右反転するという小細工でごまかしたのがバレバレの作品。でも、特筆すべきはそのヘンテコな名前かもしれません。こんなのはまだ序の口です。次はこのメンコ。



中央の怪獣はレッドキングのようですが、よく見るとなぜか顔は毛だらけ。では、左上端にヒョコッと顔を出している生物は…?



調べてみると、1940年代から60年代にかけて、米国のパルプSF誌の挿し絵や表紙を手掛けたSF画家、エド・カウチャー氏の宇宙生物の中の1匹でした(下段左端)。それにしても、あまりの唐突さにはビックリです。


最後はコレです。なかなかの難問ですよ。



この見たことのない緑色の生物、そして左端の奇妙な物体は一体何でしょうか?



過去の漫画雑誌を丹念に見返してみて分かりました。緑色の生物は怪獣博士の異名を持つ編集者・大伴昌司氏が自ら考案したドマイナーな怪獣、金星カバです。画像は『週刊少年キング』(少年画報社)1969年9月7日号より。



そして、左端の奇妙な物体は1966年に朝日ソノラマより発行された『怪獣大図鑑』に掲載されたグリーンモンスの手でした。しかし、なぜここに配したのか? う〜む…さっぱり分かりません。


こういう謎解きやシュールさを楽しめるのがパチ怪獣の醍醐味なのです。


今や“パチ怪獣”は立派な趣味として確立。研究している人も多く、子供のころに出合ったパチ怪獣の正体が次々と解明され、ネットで情報が伝達されるようになりました。こんな調子で政治の方もスッキリ解決できればいいんですがね〜。


(写真・文/おおこしたかのぶ)



まいじつ

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