MVP男・醍醐大、ポストシーズンでも強さ変わらず 貫禄の逆転ツモでトップ発進「最高ですね」/麻雀・Mリーグ

2025年4月8日(火)7時15分 ABEMA TIMES

 レギュラーシーズンの勢いそのまま、MVP男が躍動だ。「朝日新聞Mリーグ2024-25」セミファイナルシリーズ、4月7日の第1試合はセガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)がトップ。接戦で迎えた終盤に三面張リーチ・ツモで逆転、初のリーグ優勝へ向けて好発進を決めた。

【映像】貫禄が漂う醍醐大、手順ばっちりの満貫ツモ

 セミファイナルの開幕戦となったこの試合、東家から赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)、醍醐、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)の並びで開始した。醍醐は東1局1本場、東2局と連続放銃で苦しいスタート。浅見、小林がアガリを重ね、それを追う展開となった。反撃は南1局1本場。ここで醍醐は満貫をツモると次局の親番では6000点のツモアガリ。この2発で浅見をかわし、2着へ浮上した。

 南2局1本場は小林がアガり、迎えた南3局。醍醐は3巡目に早くもイーシャンテン。赤五万含みでマンズが1メンツ。対子の白のポン、ソウズやピンズの伸びも見据えた受け入れの広い形となった。次巡、ピンズの「4・6・7・8」という形に絶好の5筒を引いてテンパイ。三面張で勝負のリーチを敢行した。松本が追っかけリーチをかけて来たが、それを跳ね返すように醍醐が「ツモ!」。リーチ・ツモ・赤の4000点で小林をかわし、トップ目に立った。

 南4局はタンヤオ仕掛けでテンパイすると、あっという間にアガリ牌の七万をツモりゲームセット。MVP男の逆転トップにファンは「MVP!MVP!」「うわああダイゴつえええ!!!」「マジでこの勝ち方は強すぎる」「醍醐最強!!醍醐最強!」と沸き、解説の村上淳(最高位戦)は「本当に良い麻雀だった!」と絶賛した。

 試合後は「(ポイントが)半分になって、ちょっと景色変わるじゃないですか。幸先の良いトップが取れて、最高ですね」と安堵の表情。レギュラーシーズンでMVPを獲得し、その後の1週間のインターバルでは「浮かれていた」と語っていた醍醐。これに話題が及ぶと「みんなが『MVPおめでとう!』と言ってくれる」とまず感謝を述べ、その上で「セミファイナルが始まったので、ここから気合を入れ直して、優勝目指して頑張りたいと思っています」とコメント。個人タイトルは取ったが、あくまで優勝が大目標。ポストシーズンも醍醐がチームを力強く牽引する。

【第1試合結果】

1着 セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)3万5500点/+55.5
2着 U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)3万3300点/+13.0
3着 赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)2万5600点/▲14.4
4着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)5900点/▲54.1

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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