海へ流出した放射性物質 汚染は海藻からウニ、えびなどへ

4月8日(金)16時0分 NEWSポストセブン

 福島第一原発の事故発生後、原発の排水口付近の海水からは連日規制値を大幅に超える濃度の放射性ヨウ素が検出されている。海洋学に詳しい九州大学の柳哲雄教授は放射能の生体濃縮が危険と指摘する。


「周囲の海水が汚染されても動くことのできない海藻への生体濃縮が進むのが第1段階です。次に海藻や、汚染されたプランクトンなどを食べるウニや貝やえび、かにといった甲殻類に生体濃縮が進んでしまいます。さらに魚へと放射能の濃度が高まっていき、結果、人体への影響も考えられるのです」


 北海道大学名誉教授で日本海洋学会名誉会員の角皆静男教授はこう苦言を呈す。


「放射能による影響というのは、たとえ少しの放射性物質の流出であっても起こる確率があるんです。確かに暫定基準というのはそもそも厳しい基準です。しかし、だからといってどこまでが危険でどこまでが安全という境目はない。今回の事故で水や土地の放射線量が上がっているのですから、白血病やがんになる人が増える可能性はあるわけです。ただ増えたとしても原発の事故の影響かということは特定できないと思いますが…」


※女性セブン2011年4月21日号

NEWSポストセブン

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